ヤバいです!
マジ、ヤバい。
局アナ時代は、後輩アナに
「普段から“ヤバい”は使わなように!」と
なにかにつけて言ってきました。
でもヤバいんですよ。
私たち、40代50代以上の人間にとって、
「ヤバい」といえば「大変だ」「手に負えない」といった困った状況の時に使う言葉です。
しかし、ご案内の通り、今の若者は、
喜怒哀楽すべての感情を「ヤバい」で表現します。
・【喜】このラーメン、ヤバい!
・【怒】なにやってるんだ、ヤバいぞ!
・【哀】ふられちゃった、ヤバいよ。
・【楽】ディズニーランド、ヤバくなくなくね。
わかりますよ。
でもね、こんなことだから、日本語の繊細な表現がどんどん失われていくんです。
いま、「令和百人一首」を編纂したら、半分は「ヤバい」を使った和歌になる(笑)。
と、いうのも、今や「ヤバい」は、古文の教科書に出てくる
「いとをかし」と同義語だっていう人がいるんです。
なるほどね(←日経新聞 CM風に)
いや、感心している場合じゃない!
実は、私のandroidのスマホが、大変ご機嫌斜めなんです。
少し前から、
【メモリが足りません。このままだと、うまく作動しなくなります】
との警告が出始めました。
もうこれは“ネット詐欺”だと確信。(←ヤバい①)
「その指示に従わせて、俺の個人情報を狙ってるんだろ」
「そうは、問屋が卸さない!従うものか!」
あ・・・・
ほんとにシステムからの警告でした(笑)(ヤバい②)
お恥ずかしい(ヤバい③)
とにかく、動画を全部消して、
アプリも最低のモノだけ残してアンインストール。
「こんなに軽いスマホはないぞ!」という所までそぎ落したんです。
【メモリが足りません。このままだと、うまく作動しなくなります】
なんなんだよ!(ヤバい④)
このアラートが30秒ごとに画面にバンっ!って出てきて、
頭にくるっ!(ヤバい⑤)。あ、くどいですね。
そしてついに昨夜、スマホはとてつもなく熱くなりだしたんです。
マジ、ヤバい!
あの、肉とか買うときに冷やす奴、
「保冷剤」と言います
あれが冷蔵庫に入ってたので、それでスマホを冷やしながらブログを書いてました。
もちろん夜の充電は、なしで。
そして、今日、メーカーの人に聞いたら
「基盤がやられてる可能性があります」
ヤバあああああああぁぁぁぁあぁぁい!
(↑正しい使いかた)
入院はあと2ヵ月弱。
スマホは、インスタグラムでもブログでも重要な入力機具なんです。
「ここで、壊れたらどうすんの!」
ですよ。
だって、契約者本人が窓口に行けないんですから。
長く閉じ込められて、このandroidのスマホは私にとって唯一、外の世界との窓口なんです。
PCでは、もはや代わりにならない。
「どうしよう、スマホが壊れそう」
妻に壊れそうなスマホ(笑)で電話しました。
「え~!じゃ、iPhoneにすればいいじゃん」
うわっ、また早い切り返し!
妻の思考スピードについていけない私…。
しかし、実は妻の言う通りで、我が家は家族5人中4人がiPhone。
私だけ、頑として首をたてに振らずにandroidスマホを使い続けていたのです。
「よくわからないーって悩んでも問題ないほど、ゆっくり時間がある時なのだから、むしろ、携帯の機種変更は今がチャンスじゃない!
仕事で忙しい時に壊れなくて良かったね!」
ぐぐっ、たしかに
妻に言われて、長男に連絡。
「あそう…ヤバいね」
といったかどうか、言ったようにも感じるが、よく覚えていない(笑)。
長男は様々な情報を提供してくれ、それはまるで林先生でした。
マイナビニュースより
【今でしょ!】
そう、ぐずぐずしてたら、このスマホが壊れちゃう。
ああ、「鬼滅の刃」の大人買いも迷ってるのに、
その前にiPhone選びなのか!
これは相当ヤバいですぞ。
(↑正しい使い方)
つづく…
【備考】
今、調べたら、辞書の「大辞林 第3版」に、こうでていました。
《やばい》
① 身に危険が迫るさま。あぶない。
② 不都合が予想される。
そして、なんと!
③ 若者言葉で、すごい。
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
ってこれは、昨日のブログ!
言葉は生き物です。
大辞林は、すでにこの言葉の変化に対応してるんですね。
でも、でも、各局の若きアナウンサーの皆さん!
放送中は、ギャク以外では、使わないようにね。
おっと、「ギャグでもつかうな!」
との声が各局ベテランアナからは、あがりそう。
“辞めアナ”のおじさんは甘いから。ヤバいね。