ちょっと何をどう書けばいいんだろうか
 
今日はいいことがあった
古くからの友人がウィッグを届けてくれたのだ
 
インスタを見て分かる通り私は大はしゃぎだった
 
そのことを詳しくブログに書き始めたところで
報道ステーションの池江璃花子さんのインタビューが始まった
 
私はテレビに釘付けになり 
どうにも書き進めなくなった
 
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彼女の退院は昨年の12月17日、
入院2日前の私にとって朗報でした
 
「血液のがん」は…治る!
 
 
池江さんから勇気をもらいました
 
そして今日、1年ぶりに公の場に出てきた池江さん
インタビュアーは松岡修造さんです
 
入院の日に「とくダネ!」に出演して小倉さんに話を聞いてもらった自分と重なって見えました
 
病気でオリンピック代表から外れた絶望よりも、
「入院して体が細くなって、入る服がたくさん増えて嬉しい」
 
そこには、どこにでもいるような10代の少女の笑顔がありました
 
そうそう そんな風にスイッチを切り替えてプラスに考えていくんだよね
 
テレビを見ながら大きく頷きました
 
一緒だなと…
 
ただ 共感はそこまででした
あまりの衝撃に心が揺さぶられてしまったのです
 
急性白血病と診断が下って彼女が思ったことは…
 
「もう五輪について考えなくていいんだ」
 
「五輪、金メダルという言葉から解放されて、ほっとした」
 
彼女はそう言ったんです
 
自分なんて、がんと判って
「勘弁してくれよ。なんで俺なんだよ、なんで今なんだよ」です
 
今考えれば、それは退職して2ヶ月で悪性リンパ腫と判明した56歳のオヤジのボヤキでしかないなと
 
19歳の少女は急性白血病になって、
「心が解放された」と言ったんです
 
同じように、がんを宣告された身だから余計に分かるのです 
それがどれほどの事なのか
 
今こうして書いていても涙が溢れて仕方がない
 
人もうらやむ金メダル候補が
どれほどのプレッシャーと戦ってきたのか
 
さらに彼女の抗がん剤治療は想像を絶するものでした
 
副作用が激しく、
2週間何も食べられず、
吐き気でトイレから出られず
TVも見たくない
音も聞きたくない
そして「死にたい」とまで追い込まれたというのです
 
自分もここまで3回の抗がん剤治療本当に辛かった
 
来週月曜日から始まる4回目の抗がん剤5日間24時間連続投与
本当は嫌で嫌で仕方がなかった
 
でも19歳の少女が、
白血病になってほっとしたという人生を歩んできた少女が、 死にたいという思いを克服して復帰した姿を見て、
自分はどれほど甘いんだ!と思い知らされました
 
池江さんに再び勇気をもらいました
 
アスリートとしてゼロに戻ったと思われる彼女は
4年後、パリ五輪を目指し、
ダメなら8年後を目指すといいます
 
そんな彼女を前に泣き言なんて言ってられません
 
4回目だろうが5回目だろうが抗がん剤どんとこいです!
 
辛くなったら今日の彼女のインタビューのこと思い出します
 
池江さん
あなたの言葉にどれだけ力をもらえたかわかりません
ありがとうございました
 
私も必ずや復活して
4年後、8年後の池江さんに
その時60を超えたおっさんから声援を送りますから
 
 
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