大いに盛り上がった
「第92回 米国アカデミー賞」
次は日本です!

今日は
「第93回 キネマ旬報ベスト・テン」
キネマ旬報 映画賞の表彰式がありました


(KINENOTE より)

「日本アカデミー賞」が日本で

1番の映画賞と思っている方も多いでしょう

それも間違ってはいませんが
気づきましたか?

そうなんです
92回と93回…
キネマ旬報 映画賞はアメリカのアカデミー賞よりも古い
日本で いや世界で最も歴史ある伝統的な映画賞なんです

映画製作者や俳優スタッフなどの投票で決まるアカデミー賞と違い
「キネマ旬報ベスト・テン」は
一貫して、こだわりの映画記者や映画評論家の皆さんの投票によって決まります

私は毎年この表彰式の司会を光栄にもやらせて頂いて来ました

今年は襟川クロさんです
クロさんには、とても感謝しています
クロさん ありがとう❗


では早速、映画記者・評論家の皆さんの投票で決まった
今年の、ベストテンを見てみましょう
 
(キネマ旬報公式ホームページより)

★第1位★ (なんと! 成人映画  18禁)

★第2位★

★第3位★


いかがですか?
どれもよい作品です

しかし「知らない映画が多い!」
そう思った方も沢山いるでしょう

この10本の中で、私がブログで紹介できた作品は
「半世界」
「蜜蜂と遠雷」
「さよならくちびる」
3本だけ

でもね
これが「キネ旬亅なんです( ^_^)

映画評論家や映画記者の皆さんは、とてつもなくたくさんの映画を見ていて
映画を芸術という視点で深く考察し作品を選んでいます…
と、私は感じてます

公開規模が本当に小さくて
観客動員数も非常に少ない作品をも掘り起こし、優れた作品を評価する
それが「キネマ旬報ベスト・テン」なんです

メジャー作品が並ぶ「日本アカデミー賞」、
各新聞社の映画賞、
マイナーでマニアックでも心に響く作品を選出する「キネマ旬報ベスト・テン」

いろんな価値観で作品を評価するのは、とても良いことだと思っています


続いて個人賞をみてみましょう 

●日本映画監督賞
白石和彌
 「ひとよ」「凪待ち」「麻雀放浪記2020」により

●日本映画脚本賞
阪本順治
「半世界」により

●外国映画監督賞
トッド・フィリップス
「ジョーカー」により

●主演女優賞
瀧内公美
「火口のふたり」により

●主演男優賞
池松壮亮
「宮本から君へ」により

●助演女優賞
池脇千鶴
「半世界」により

●助演男優賞
成田凌
「愛がなんだ」「さよならくちびる」「チワワちゃん」
「翔んで埼玉」「人間失格 太宰治と3人の女たち」により

●新人女優賞
関水渚
「町田くんの世界」により

●新人男優賞
鈴鹿央士
「蜜蜂と遠雷」「決算!忠臣蔵」により

●読者選出日本映画監督賞
阪本順治
「半世界」により

●読者選出外国映画監督賞
トッド・フィリップス
「ジョーカー」により

どうです?この結果

瀧内公美さん 
知らない方もいるかもしれませんが、良い女優さんなんですよ

駆け出しの頃から「男おばさん」にゲストで来てもらったり
「ゆうばり映画祭」に参加したり地道な努力を続け、マイナーでも質の高い作品選びで早くも
キネ旬 主演女優賞です

本当に嬉しく思います

(ゆうばり国際ファンタスティック映画祭での
瀧内公美さんと私 : 2018年 取材中)

池松壮亮さんは劇団四季の「ライオンキング」シンバ役を演じていた子役時代から取材を通じて知っていました

これまでの活躍からすれば、やっと主演男優賞という印象かもしれません

厳しい専門家の目で評価された人がキネマ旬報の個人賞に輝くので、あまたある映画賞中で
「この映画賞が1番うれしい」という方も過去に何人もいました


では専門家ばどんな外国映画を評価したのか?


(キネマ旬報公式ホームページより)

面白いでしょ
「バラサイト」は来年 第94回の対象作品なので入ってません

他にも、読者が選んだ日本映画・外国映画それぞれのベストテンがあります
(全然違うんですョ)

興味ある方はキネマ旬報の最新号 覗いてみてはいかがですか?

(キネマ旬報 最新号)

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