今朝「とくダネ!」を見ていたら、オーストラリアの山火事の続報をやっていました。
まだまだ燃え続けている中、今度は洪水に襲われているという心痛むニュースです。
日本にいて私たちは何ができるでしょうか?
まず、確実にできるのは想いを寄せることです。
10億匹以上の動物たちが犠牲になっていることへ。
そして、命をかけて消火活動を行っている消防士たちへ。
そのためにも、
この機会にぜひ見ていただきたい映画があります。
『オンリー・ザ・ブレイブ』
2018年公開のハリウッド映画で
アメリカ最大の山火事に挑んだ山岳消防隊の消防士たちの奮闘を描いた実話です。
【予告編】 https://www.youtube.com/watch?v=A3vsP6Rc3zk
ヘリコプターから消火剤を撒いている、あの下で、どれだけの消防士たちが命と向き合って消火活動をしているか、はっきりとわかります。
映画界は、消防士を主人公に沢山の作品を生み出してきました。
古く遡れば1975年公開の
『タワーリング・インフェルノ』。
大火災映画の金字塔です。
50代以上の方なら1度は観たことがあるでしょう。
今から45年前、CGなどない時代に「よくこれだけのスケールの作品を製作するができた」と、中学時代に劇場で観た私はハリウッドの底力に圧倒され、当時、映画ノートに興奮を書き記しました。
(中学・高校で5冊になりました)
この作品はスティーブ・マックイーン演じる消防士の活躍だけでなく、“グランドホテル方式”と言って、火災に巻き込まれた被害者の個々のドラマも描きアカデミー賞を3部門受賞しました。
消防士映画の傑作といえば、多くの人があげるのが、1991年公開の『バック・ドラフト』でしょう。
テーマ曲は「料理の鉄人」にも使われていましたね。
葛藤する消防士たちの内面に迫った、そして火災の迫力と火災の怖さをこれでもか!と見せつけた、涙なしには見られない火災映画史に残る名作です。
この二つの作品と「オンリー・ザ・ブレイブ」の違いは、
実話か否か。
その時、山で何があったのか。
大げさではなく、
消防士たちは、山を救うために、動物を救うために、人々を救うために、命をかけて何をしたのか?
本物を描こうと、ジョセフ・コシンスキー監督は、実際に山に火を放って撮影を敢行した作品なんです。
オーストラリアでは、私たちの目に見えないところで、
多くの消防士が今日も奮闘しています。
身をもってそのことを知るためにも、この作品を観ることをお勧めします。
レンタルでも、ネットでも見ることができます。
今、自分も命と向き合ってます。だから余計に感傷的になっているのかもしれません。
ただ、私は、私が自分が生き延びるために頑張ってます。
しかし、消防士の皆さんは、自分たち以外の人を、動物を生かすために、命を懸けている。
そこが、尊いと思うのです。
私、「海猿」も大好きです。
シリーズ2作目の「リミット・オブ・ラブ 海猿」なんて、誰がなんと言おうと、その年のベスト1です。
でも「キネマ旬報ベスト10」では、なんと72位!
あったまきましたが、
映画ってそういうものですよね。