2回目の抗がん剤治療が終わって2日が経ちました。

振り返ってみると、今回の鬼門は“風呂場”。

風呂場で貧血になったことをブログに上げると

「羞恥心より命が大事」と、皆さんからご忠告いただきました。

家族からも叱られました。

 

翌日、若い女性の看護師さんが

「今日はシャワーどうされますか?」

とても悩みました。

「また倒れたらシャレにならないな」

その時、妻から連絡が入り、「来てくれる」というんです。

渡りに船とはこの事でした。

 

看護師さんには蒸しタオルを用意してもらうことにして、妻に体を拭いてもらうことに。

さすがに若い女性の看護師さんに、この裸体を見せるの恥ずかしいですから。

 

「別に一日ぐらいシャワー浴びなくてもいいのに」と思うかもしれませんが、私は夜お風呂に入らないと気が済まない性格なですよ。

どんなに酔っ払っていても、どんなに疲れていても必ず入ります。

 

ただねえ、冬はお風呂はあまりに気持ちよく、よく寝込んでしまうんです。

すると子供たちが

「寝るなー!」と、風呂場に怒鳴り込んでくる。

我が家のいつもの光景です。

「いつか風呂で溺れる!」と怒られ続けてン十年。

 

浴槽の中で寝るって気持ちいいんですよね

天国にいるよう…。

 

さて、夜になって妻がやって来てくれました。

蒸しタオルで全身を拭いてもらえました。

 

 

体を拭いてもらうなんて結婚30年初めてかな?

かなり気持ち良かったです。

妻は、なんだか照れくさそうにしてました。

「顔は自分で拭きなさい」

と、言われたんですが、

「こんな機会、滅多にないから」

と、拭いてもらいました。

 

ホントに感謝です。

 

 

スッキリ!(裏番組?)             撮影:石川正勝

  

 

お風呂の事を書いていて思い出しました!

ある日、酔っ払って帰ってきて深夜お風呂に入ったのですが、

例のごとくそのまま寝てしまって…明け方、風呂の水が冷たくなってビックリして目が覚めました。

 

問題はその後です。

「左腕が動かない!モノがつかめない!」

1日たっても左腕が使い物にならないのです。焦りました。

 

翌日、病院で診てもらうと、

「これは、ハネムーン症候群ですね」

「なんじゃそりゃ!」

 

男性が隣の女性に腕枕をして1晩寝ていると、腕の神経が圧迫されて腕や手指が動かなくなる症状だそう。

はっ!

私も湯船の中で自分の左腕を枕にして、寝ていたことを思い出しました。

 

それって、

“ひとりハネムーン症候群!”(←お恥ずかしい)

 

「明日、回復する人もいれば、数ヶ月かかる人もいます」と言われ、超アセッた私…。

結局3日で回復しました。

懐かしく痛い思い出です()

 

さて、妻に、体を拭いてもらった翌日、また看護師さんに聞かれました。

「今日はどうしますか?」

シャワーの自信はありませんでしたので、再び蒸しタオルを用意してもらいました。

 

若い女性の看護師さんに拭いてもらったと思いましたか?

さにあらず。

自分でやりました。

 

 

「羞恥心」ってやつですョ。

 

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