抗がん剤24時間連続投与も4日目になりました。
ヤバイです。
朝から食欲がありません。
時間が経つにつれてどんどん元気がなくなっていく感じです。
起きてからしばらくはいい感じだったんです。
各保険会社に電話して保険の請求の仕方を教わったりして、そういうことやっていたから疲れたのかもしれません。
でも保険って本当に大事ですよ。
以前入っていた保険にとっても重要ながんの保証が付いていたり、「フリーになるから」と今年春に入った安い保険に手厚いがん保証がついてたりして胸をなでおろしました。
2人に1人が「がん」になる時代ですものね。
無給状態のフリーアナにとっては死活問題です
今朝、体重を量ったら入院してからかなり重くなっていました。
「やった!」
とにかく、痩せることはわかっているので、食べられるうちはと、無理やり病院の食事を完食してきました。
ところが、これが、ぬか喜び。
看護師さんの話では、体重が増えたのは完食のおかげではなく、
「24時間×3日間、点滴を続けているために水が体に溜まりすぎている」ということでした。
実は皆さんのメッセージの中に、「体に水がたまってしまい手足がむくんで大変な苦痛を味わったので気をつけて」というアドバイスがあったので、先生と相談して
看護師さんから提案のあった「利尿剤」を早速点滴に入れてもらうことにしました。
また便秘がちになってきたので、看護師さんにはすぐに便秘解消の薬をお願いしました。これも抗がん剤の副作用のひとつ。
硬くなった便を無理に出そうとすると心臓などに負担がかかって良くないと看護師さんからも指導がありました。
また、皆さんからのメッセージにも「痔になったら、治りにくくとても苦労する」というお話がいくつかありました。
ありがたいなと思いつつ、やっぱりいろんなことが起きるんだなと、弱気な気持ちになってしまう1日でした。
ただ、自分の中で、これだけはしっかりやっていこうという決め事がありました。
自分の体のことは、自分が1番わかっているので担当の先生や看護師さんに薬の量のことなど積極的に進言し相談しようと。
入院時の私の希望は
-
体中の痛みを緩和してほしい。
-
排尿、排便の毎回の苦しみから解放してほしい。
この2点です。それを明確に伝えました。
「がん」をどうするか?はその時点での私にとっては、
二の次でした。
問題は「今、そこにある危機」です。
主治医の先生は、私の命を救おうと先々のことまで考えて綿密に治療プランを立ててくださっていました。
しかし、私にとってそれは「未来予想図」。
入院時には、そこまで頭が回りませんでした。
助けて、なんとかして…。
その悲鳴に即応して下さったのが、入院病棟の看護師、
薬剤師、担当医のみなさんです。
「まだ痛い!痛み止め増やしてください」
そうすると話し合いになって、それじゃこうしましょうと答えを出してくれました。
「おまかせします。よろしくお願いします」
で、受け身の患者になって黙って黙々と治療をうけていては良くないと私は考えます。
病棟のみなさんとディスカッションしながら、出来るだけ自分の症状を毎日細かく伝え、薬の量や飲む時間を話し合って決めてゆきました。
そのかいあって、痛みののコントロールは予想以上の効果を発揮。
腰痛はすべては取れませんが、痛みからかなり解放されました。
とても感謝しています。
だって、入院後、痛みで歩けなくて、車いすだった時期があったんですよ。
本日の「今、そこにある危機」は、“食欲不振”と“倦怠感”。
昼食は全く食欲が起きなかったのですが、とにかく食事は薬だと思って完食目指して無理やり食べました。
目が覚めると「グッディ!」がやっていました。
今日は私の事を放送してくれていて担当の看護師さんと一緒に見ました。
自分の放送見るのはいつもとても楽しいのですが、さすがに今日はぐったりな感じで自分を見てました。
でも、安藤 優子さんや倉田や立本といった後輩アナウン
サーの温かいコメントを聞いていると、
「負けてらんないな」
と思って、今日もこのブログを書く力をもらえました。
なんだか取り留めのない文章になってしまいましたね。
本当は「クリスマス散髪」の事を書こうと思っていたのですが、その気力がまたなくてね。
そうそう,
明日の「とくダネ!」で、この9日間の私の入院生活を取材してくれた部分を放送してくるそうです。よかったら見てやってください。
ブログの写真の私が動いています(笑)。
今日午後、最後の抗がん剤がとり付けられました。
このオレンジの袋の中身がすべて私の体の中に入れば、明日、1回目の抗がん剤投与は終了です。
待ち遠しいな。
早く明日にならないかな。