静岡・掛川城
静岡お城巡りの旅、続きまして。
浜松駅から電車に乗りまして、30分ほどで、掛川駅へ。
駅を降りたら、ますます暑くなっていて、疲労感もマシマシ。
やっぱ城巡りは十分睡眠を取ってからにしたいよね
などと考えつつ、掛川駅から、歩いて数分。
掛川城へ行ってまいりました。
こちらが入口の門。
四足門というそうです。
入りまして、どーんと見えてきます天守閣
想像していたより見映えのする(失礼!)お城です。
日本百名城に選ばれるだけはありますね。
なんかこう、山と言うか小高い丘の上にある天守というのが、とってもお城感があって好きです
階段を上がっていきますよ
掛川城は、今川家家臣・朝比奈泰煕に築かせた、現在の掛川城から500mほど東にあった掛川古城が前身です。
今川氏の勢力拡大に伴い、手狭になったので現在の位置に城が築かれたのだそうです。
永禄3年(1560年)の桶狭間の戦いで今川義元が討たれ、今川家は弱体化。
義元の子・今川氏真は、永禄11年(1568年)に甲斐の武田氏に駿府を追われ、掛川城に立てこもります。
その翌年、徳川家康が掛川城を包囲。
攻防戦の末、和睦によって掛川城は開城しました。
こちら、霧吹きの井戸。
家康vs氏真の攻防戦の際。
この井戸から立ちこめた霧が掛川城を囲み、家康軍の攻撃から城を守ったという伝説があるそうな。
井戸から霧って、どっかで聞いた話だなぁ、と思いましたら、コレですね。
→ 丸岡城の大蛇
他にも、幽霊が出たり冥土と繋がっていたり、井戸に関わる伝説をよく耳にするような気がしますが。
昔の人にとって、井戸ってミステリースポットなんですかね?
→ 姫路城のお菊井戸
→ 六道珍皇寺の冥土通いの井戸
天守の中に入ることもできます。
階段激写
こちらの階段もけっこう急角度でした。
天守内部。
掛川城は、今川氏(朝比奈氏)の開城後、徳川家が関東に移封になるまで、徳川家の家臣が城代を務めていました。
徳川氏に代わり入城したのが、豊臣家家臣・山内一豊でした。
その際に、掛川城は大幅に城郭として拡張されたそうな。
江戸時代は譜代大名が城主だったようです。
江戸城を築いた太田道灌の子孫の太田氏なども城主でした。
嘉永7年(1854年)の安政の東海地震により天守閣など建物が倒壊。
御殿や太鼓櫓などは再建されましたが、天守は再建されなかったようです。
そして明治期に廃城となりました。
天守閣は、平成6年(1994年)に木造で再建されたものです。
日本初の木造復元天守だそうです。
天守からの景色。
暑かったので、風が気持ちよかったです
天守閣をおりまして、二ノ丸御殿へ。
二ノ丸御殿入口。
二ノ丸御殿は、幕末に再建されたものが現存しています。
ちょっとピンボケ
庭越しに天守が見えました
二ノ丸美術館では、「掛川城と高知城 山内一豊と歴代城主ゆかりの遺品」展が開催されていました。
それほど広くはないので、時間もさほど掛からず見ることができます。
もう少し周辺を見て回りたかったのですが。
時間の関係もあり、先を急ぐことに。
またいずれ再訪したいと思いますよ
掛川城はこちら
↓
静岡城巡りレポ、もう少し続きます。
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