環境が意識をコントロールする 


 これは外的刺激に惑わされる

人間心理を言い当てた言葉です。 


外的刺激とは

『価値基準』とセットになっています。


その『価値基準』が

自分の価値づけに繋がっていくんです。 


流行がその代表的なものですが、

言い換えれば『空氣』と申しましょうか。

誰も『これが基準だ!』と言い切っていないのに

自分で勝手に自分を認定していく。


真の自分の生き方は

自分で見つけるべきなのに

勝手に『自己抑制』をかけ

『誰か』のレールに収まり安堵感を得ていく。


環境が意識をコントロールする、とは

こんなふうに 

自分にインストールをしていくさまを言い表すもの。


自分は『すっぴん美人』と言っているけれど

この『美人』というのも

『外側の基準』に負うところが大きい。


しかし、こういう声が聞こえます。


「美人は美人だわ」と。


 人はビジュアル要素に大きく左右されることは

メラビアンの法則でも言われておりますし、

『百聞は一見にしかず』と実際

『視覚化』された情報の説得力は

昔から言い伝えられていました。


この人間心理は紀元前のインドから

ヨーロッパ、中国へほぼ同時期に

『観相学』という形で伝わっていきます。


ピタゴラスは

全て数字に置き換えていった人でしたから

人の顔ももっとも

『美しい比率』を割り出し、

自分が規定した顔立ち以外の人は

弟子にしなかったそうです。


人はこのような『ビジュアル法則』の縛りから

ずっと抜け出ないのです。 


『眼は大きく、唇は厚からず薄からず、

 あごは丸みを帯びている』等々


美人の概念を観相学は提供します。


だから『すっぴん』には抵抗があるのです。


しかし、観相学で最も重視しているのは『眼』です。


『眼』は生涯変化し続ける器官です。

それは『心』を表しているからです。

『眼』は

その人の心を表し、美しさ、優しさを示す器官です。


「交際するには眼を見て選べ」 

「貴さを問うなら眼にあり」 

「愚かな人の眼に貴さなし」 


とも言われています。


 観相学では他の相が良くても

『眼』がよろしくなければ、

全てダメとしています。 


すっぴん美人はこの眼を養っていきます。


豊かで、面白さをさがし、

明るく、解放され、エネルギッシュな

『すっぴん眼』を作り上げていきませんか。 


環境に左右されない

あなた本来の美は『眼』にあります。 


自分の人相は自分で創り上げられるのです。


今回も最後までお読みいただきまして

ありがとうございました。