「ウチの子、描いてくれませんか?」 


 『ウチの子』とは愛犬のことです。

私は別に『愛犬絵師』の肩書を持ちます。


元々は人の似顔絵を専門にしていましたが、

ある日、チワワだったかな、



あまりにも可愛いのでスケッチしていたら、

それを見た知人が

「ウチの子も描いて」となり、

その繋がりで月に何枚かは

『愛犬たち』を

描かせていただいています。



他に柴犬、ビーグル、ポメラニアン等々

描いていますが、

人間がモデルのときとは格別の違いを感じます。


人は言葉と感情があるので仕上がりをみて

肯定的か否定的か、

どちらに響くのかどうしても氣になります。


愛犬も飼い主さんの思いも強いので、

微細なところを氣にすることがあります。


もちろんそれは致し方ないことですが、

僕自身からすると『愛犬』を描くときは、

とにかく元氣をいただきます。


学術的にはヒトとイヌの区分けがありますが

哺乳類であることは共通しているし、

『愛犬』を描いて氣付いたのは

『同じいのち』を共有していることです。


描けば描くほど愉しくなることです。

ただ形だけそっくりに描くのではなくて、

一線一線心を込めて描くと

いのちをいただく氣分になります。


あっと言う間に時が過ぎていく。


当方も『ウチの子』を描くわけですから

真心を尽くして描きます。


するといろんなアイデアも浮かんできます。

絵を描くことが好きなんだな。

動物が良いな。


自分が好きなこと=他人が望んでいる、

とは限らない。


むしろ噛み合わない場合が多い。

すると人は自分の個性を周りに合わせようとします。


個性で周りを変えることはしません。

周りに基準を置いている。


人は知らず知らずのうちにそうなりやすいから、 

少なくても自分が好きなことを1日のうち、

生活の中に取り組みませんか? 


自分が没頭出来るものと出会うと

自分への評価が氣にならなくなります。


これからも

『愛犬』のポートレイトを描き続けようと思います。


好きこそものの上手なれ、

とは

『好きこそものだから没頭できる』こと。


先ず自分が好きなことなのか、

どうか。


そこが肝です。 


 今回も最後までお読みいただきまして

ありがとうございました。