皆さんには友達がいますか?

当然おられるでしょう。


では『友達』の線引きは

どこで引けばいいのでしょうか。



実際のところ『あいまい』です。


友達と云えば

よくイメージするのが


一緒に食事をしたり、

遊びに行ったり、

何か一緒にしたりするのを


『頻繁にする』間柄


ではないでしょうか。


そんな関係も楽しいけれど

ここで


『益友』『損友』


という分け方があるのをご存知ですか?


『益友』の益という漢字は

水が下の皿に注がれるという象意があります。


つまり『満たす』ということです。


満たしてくれる友、です。


『損友』はその逆。


損ねる友、です。


では

満たす友と損ねる友とは

実際どういうものなのでしょうか。


これについては幕末の偉人


橋本左内


がお話しています。


先ず『損友』とは


一緒に飲んで、食べて、大騒ぎをしたり、

旅行に行ったり楽しいことをメインに置き、

お互いに

「君は親友だ」

「私もそう思っている」と

語り合うものの

大変なことが起きると

心配する素振りはするが


結局、何もしない友。


または、あなたが何か始めようとすると

何かと自分の価値基準で批判ばかりしたり、

陰で中傷するような友。


一方、『益友』とは

一緒に学び、スキルを磨き

意識レベルを向上させようとし、

お互いの理想とする人生を

分かち合おうとする友達。


したがって友人が路線を外していたら

ためらいなく「間違っているよ」と知らせ

方向性の修正をして、

人生を補ってくれる友。


口うるさいから「楽しくない」存在かもしれない。


『損友』


口は達者で、いい加減だけど

明るく、人に好かれ、付き合いやすく

人氣者なので、このタイプを

『友』をしたくなるだろうけれど

あなたが将来成功したいなら


こういう人物を友としてはいけない。


あなたが選ぶべき友は『益友』である、と。


そして左内は友選択の基準として


①正直で真っ直ぐか

②誠実で温かいか

③豪放で英知があるか

④行動的で決断力があるか

⑤小さいことにこだわらず寛大か


の5つを挙げています。


言う事ありませんね。


耳に障りのあることを言う友は

敬遠しがちなのが人の常。


そこの本質を左内は見抜いています。


みうらはもう一つ付け加えさせていただきます。


⑥お互いがお互いの

『資質』を知り、尊重しているか


です。


これを基軸においてこそ

修正すべき

が明確になりますね。


『益友』

お互いを『意味ある存在』として認識させ

しっかりとした誇りと自信を

持ち続けさせる上で不可欠です。


特に失意のとき、

無氣力に陥りがちなとき

一歩踏み出させる力を

『益友』は持っています。




みうらはいつも

それが束の間であっても

誰かの『益友』であり続けたいと

願っています。


「あなたの◯◯を誰かが求めている 

 から応えなくっちゃ」


と語りかけたい。


あなたには『益友』はいますか?

あなたは『益友』を望みますか?


今回も最後までお読みいただきまして

ありがとうございました。