こんにちは。 

素適な生き型発明塾 

書き文字探偵の

みうらきょうじ です。 


近所に美味しい惣菜を提供する肉屋さんがあります。 今回はそこで重大な購買心理を

学びましたのでご紹介します。 


筆者が立ち寄ったそのとき

店内には2人お客様がいらっしゃって、

そのうちの1人は会計を済ませるところでした。 


もうお一人のお客様も品定めが終わるころらしく、

店員の方から

「以上でよろしいですか」と

促されていました。 


「ありがとうございました」と

先客が退店し、筆者の番。 


 先ほど精算をしていた販売員の方が対応します。 

 筆者は唐揚げ6個入りのパックを買おうとしたので「これいただけますか」と注文します。 


 「かしこまりました。」 


 そして流れるように 


 「お後はよろしいですか」 


と尋ねられたのです。

なぜか

再び品定めが始まります。 


 「どうしようか」と。 

 ショーケース内の惣菜を探そうとする自分が

いたのです。 


「じゃあ、コロッケ一つ」 

販売員は笑顔で 

「ありがとうございました」と応対。 





 所期の目的は唐揚げ1パックだったのに 

コロッケが加わった。 


 その要因はあの一言 

「お後はよろしいですか」でした。


 直前、別の販売員が発していた 

「以上でよろしいですか」との違いが

思い出されます。 


 言葉にして『お後』と『以上』の違いだけ。 

筆者には本質的な違いを感じました。 


『お後』は可能性 

『以上』は限界、を。 

 『お後』は選択 

『以上』は決定、を。 


 そして対応していただいた販売員の方は 

お客様に対して 

自分に向けて優しさ、 

思いやりの空氣を作っていました。 


①入店時 いらっしゃいませ 

②接客時 お待たせいたしました

③選択時 お後はよろしいですか 

④追加発注時 ありがとうございました 

⑤精算時 千円お預かりいたします。 

      ◯◯円のお返しとなります。 

                     ありがとうございました。 

⑥退店時 ありがとうございました。 

                     またのご来店、

      お待ち申しあげております。 


接客時は1挙措ごとに言葉を発していました。 

当たり前ですが

その声がよく通る声で

明るい。


この声が作り出す空氣が 

『お後はよろしいですか』と 

問われれば選択しようという

氣持ちにさせたのかもしれません 


 しかし『お後はよろしいですか』は 

 お客様の購買意欲を駆り立てる、 

『選択の余地』を設定させる言葉に違いない。 


 こんな『黄金律』を学んだ 

素敵な買い物の一コマでした。 


この販売員の文字 

さぞやしっかりとした文字なんだろうな。 


最後までお読みいただきまして

ありがとうございました。