『素適な生き型再生Reborn』の
みうらきょうじ です。

講談界中興の祖
との期待を寄せられる 

神田伯山さんが
連続物の代表作

『赤穂義士伝』

の魅力について

「別れがテーマだから」

と仰っておられたことを
前回、ブログを書いていたとき思い出しました。



『赤穂義士伝』 
と言っても今の若い方々には
ピンと来ないでしょうね。

『赤穂義士伝』は
赤穂旧藩士が吉良邸に討ち入った事件
を題材にした読み物で
主君の無念を晴らすまでの人間模様
を描いたものです。

この連続ものを魅力的にしているのが
『別れ』
だということです。



『別れ』が魅力的であるとは
何を意味するでしょうか。

それは
『出逢い』と『共有の時』
がいかに愛おしいものであったかを物語ります。

心通わね間柄に
『別れ』
は単に事実だけが残るだけです。

自分がどう感じるかよりも
思いを馳せるべきは
" 自分は別れを惜しまれる人かどうか"
ではないでしょうか。

突撃的でたえず
自分の利益ばかり優先して、
調和や氣遣い、優しさに欠ける人
との別れは
惜しむよりも
『喜び』
に感じられるでしょう。

性質と本能むき出しの意識
は場の空氣を荒くします。
根底にある不安や動揺が
周囲を感化していきます。

『別れを惜しまれる人』

とは
たおやかで、凜として
いつも包容力のある
慈愛あふれる一つです。

誰しも性質、本能があります。
それは個性ですから
自己実現すべきです。

しかし、もう一つの自己実現もあります。
少なくとも
『嫌われない人格』
『でき得る限り円満な振る舞い』
という自助努力です。

そんなこと面倒くさい!

とお考えになられるかもしれませんが
『負』の振る舞いは周りに感染させ
『集合意識』として
他の集団へ飛び火する危険性があります。

どうなるか。
それが拡散し続ければ
地球規模で『何か』が起きるかもしれません。

逆もまた真なり、
で品格のある『集合意識』も発生していきます。

『別れを惜しまれる人』

は間違いなく、
『正』の波動の持ち主でしょう。

あなたはそんな『心の繋がり』
 を大切にされたいと周りに感じさせていますか。

自分が
『別れを惜しまれる存在』であるかどうかは
『世界』を平和に導くか、
その逆を起こすかの『分岐点』でもあります。


でも大丈夫。
あなたが『素適な生き型』をすれば
自然と『惜しまれる存在』になりますし、
何よりも
『お会い出来て良かった!』
と感激される存在となるでしょう。

今回も最後までお読みいただきまして
ありがとうございました。