占いではないけど
知ればピタリとはまる
そんな
生き型フォーミュラ(方程式)
を見つけてみませんか?

こんにちは。
みうらきょうじ です。

旅を演出させるのは
準備、乗り物、観光スポット、リゾート
リラクゼーション、グルメ


など挙げられますが筆者が
最も新鮮な感動を感じるのは

ホテル

の部屋に入った『瞬間』です。



清潔さ、明るさ
調度品、眺め

その前に決定的な瞬間
があります。

それは『無臭の芳香』
に包まれるからです。

透明感に満ちた空間です。

幻滅するのは
実際、異臭
を感じたときです。

『逆説六根清浄』の第3章は

鼻根

です。

ただ、ここで作用する鼻
は五感の嗅覚です。

ある5つ星のホテルの
ベテラン客室係が仰っていたことを思い出します。

" 客室係の勝負は5秒
その5秒で捉えた『異臭』
をスッキリ取り除くことです。
なぜなら鼻は『瞬く間に』
環境と同化するからなんです。"

つまり
『匂う』が『匂わなくなる』
主観的に『臭』が無くなる。
そうすると
氣にならなくなる。

そこが客室係としては
一番配意しなければならないところ。

部屋をそれまで
『誰も立入っていない状態』
に還元することがプロの仕事、
ということです。



幾多の人が利用した部屋を
まるで『初めて』利用する
かのように仕上げる。

前後裁断です。

お客様の『今、ココ』
を深く理解している仕事ですね。

だから部屋に入って『異臭』を感じたら
速やかに『異臭』の源泉を分析できる能力
が必要であることを。

そうしてこそ
部屋に入ったとき、新鮮さを
お客様に伝えられる。

人生でいうと前のしがらみを
リセットするようなものです。

こだわり、執着
伝統、常識、欲望から解放された
純粋な『生き方』という
『無臭の芳香』
を示して生きている人。

『素敵な人』
はある意味でそういった人です。

自己主張が漂わせるのは
『匂い』であり
人によっては
『異臭』となる。

『いのち』という部屋
の客室係としていつもチェックが必要です。
『私は今、仮面の生き方臭に影響されていないか』と。



今回も最後までお読みいただきまして
ありがとうございました。