本当のあなたを焼き付ける『生き方フォーミュラ写経』
 
幸運な偶然を見つける毎日のための
『生き方フォーミュラ(方程式)発見塾』の
みうらきょうじ です。

「お客様、もうご注文済ですか?」

入店したての我々に怪訝そうに
問いかけるスタッフ。

それは
ある海鮮居酒屋で
セミナーを開催後の
懇親会での出来事でした。

その時テーブルには
『海鮮物』
の品々。

※澤碧さんの作品『牡蠣とホヤ』

正体は
羊毛フェルトで作られた
フェイク
です。

ご参加された方の中から
「◯◯さんの作品ここに
 置いたらどんな反応があるか 
 しら」
とちょっとした『イタズラ心』からの演出でした。

◯◯さんとは
クライアントさまである

澤碧 美伶
(さわみどり みれい)さん
です。

当時は
ジャストフィット・アファメーション
と呼んでいましたが
流れは現行と同じ。

澤碧さんはセミナーに参加し
自分が本来すべきことに
目覚めた方でした。

澤碧さんは
シングルマザーとして
二人の娘さんを育てあげます。

一切の手抜きをせず
自分の工夫で
どうやって子供
に喜んでもらえるか

いつもそのことを最優先にしながら
生きて来られた方です。

でもワンオペは
知らず知らずに
自らを追い込みます。

ある日、運転していると
前方で
2台の車が横転する
大事故現場
に遭遇しました。

警察官の誘導で
現場を通過したとき
こんなコトバが
よぎったそうです。

" いっそのこと、
  今、私がもらい事故で死ねば 
保険金で娘二人生活ができるんだろうな"

そんな折り、職場の友人から筆者のことを聞きつけ、セッションを受けることになったのです。

今から5年前のことです。

ところがお会いした澤碧さんから感じたのは
疲れきったものではなくて
" 私にはまだまだやることがある!"
そんな氣魄に溢れたエネルギーでした。

そこからが澤碧さんの
『生き方フォーミュラ』
発見へのステップが始まりです。

その過程の詳細は割愛させていただきますが
澤碧さん
がたどり着いた氣付きは
おおむねこのようなものでした。

『自分』は

◎感受性が豊かであること。
◎外観は明るい雰囲気をもつ。
◎落ち着きがある。
◎自制心を兼ね備えている。
◎いつも真直ぐに物事を見据えている。
◎高い美意識を保ちたいと思っている。
◎日常の些細なことに喜びを見出していく。
◎人の力を頼らず、自分で切り拓いていく。
◎物事をとことんまで探求していこうとする。 
◎自らの人生は自分でリーダーシップをとっていく。
◎自分は世界を変えるくらいの天才だ。

そして生きていく方向性として

◎既成の知識を吸収することを目的にする
 のではなくて
 自己表現にフォーカスして
 『氣付き』という新知識を身につけていく。

◎自分の好きなことをする
◎それは自分に合った手法でする。
◎あくまでも自分のペースでできる仕事に専念する。
 
これらをまとめたのが次の
アファメーションです。


私は
感受性が豊かで
明るい雰囲気ながら

落ち着きと自制心を兼ね備え
真直ぐに美意識を高く保ち

日常に喜びを見出していく
人間です。

さらに人の力を頼らない、
探求心で行動する、 

自らの人生にリーダーシップ
をとる世界を変える天才でもあります。

そういう私は
既成の知識を吸収すること以上に
自己表現を大切にし

自分の好きなことを
自分に合った手法で
自分のペースでできる仕事

に喜びを感じます。

これが私の生きる形です。

澤碧さんら
これを下絵として、
鏨(たがね)と金槌
駆使して

唱え、聴き、書く。

一文字一文字
無心で毎晩お休みになる前に
書くことを習慣付けしているうち
ご自身のやりたいことを再発見したそうです。



特にハンドクラフト。

子育てのため完全封印していたもの。

" そう言えば近くのパン屋さんから
「ウチの店をドールハウスにしてくれない?」
 と頼まれ自分でも精巧だと思う作品を作った"

" ミニチュア製作をしている私を友人が
 地元テレビ局に紹介して
 ドールハウスの作家として
 数回オンエアされたこと"など

充実した自分を思い出します。

特にウールで作ることに関心を持っていた
澤碧さんは

ハンドクラフト
の世界に舞い戻り
羊毛フェルト作家として
自己表現
の世界を呼び戻したのです。

澤碧さんは
約3か月(今も続けておられますが)
アファメーションを実践していると
自分の持てる能力に
確信と愛
を感じたそうです。

スポーツでも舞踊でも
職人技でも

一朝一夕

には身につくものではありません。

それらと同じように
自分の『持ち味』というのも
『それまで』
狎れで生きてきた『コンフォートゾーン』
の影響がとても強いので
頭で『生き方フォーミュラ』を識っても
内面映像として映し出すまでには至りません。
 
繰り返し、プリントへ焼き付けをしないといけません。
文字面だけでなく、
日常のなかで
アファメートした内容の自分
を体験するとともに

あなた感受性を豊かにしている?
明るい雰囲気を出している?

と自分への問いかけが聞こえてくる。

澤碧さんはそんな経験を重ねていったそうです。

このアファメーションは
『生き方フォーミュラ写経』
と呼んでもいいでしょう。

シンプルなこの方法が
澤碧さんを
あるべきポジション
へ回帰させていきました。

あなたが
本来のあなたで
生きるには

くりかえし
金槌と鏨で
本当の自分を確信
していくことで
しっかりとあなたの心身へ
刻印されていきます。

生き方フォーミュラ写経は

見ざる、聞かざる、話さず



の日常からの脱皮となります。

冒頭の話の続き

"  あっ、これ。
 フェイク、フェイク "

目を丸くさせた 
海鮮居酒屋のスタッフの
表情が今でも浮かびます。

※澤碧さんの作品『ホタテ・イカ・牡蠣・ホヤ』

でも『その』作品は
澤碧さんが
自分の本質にたどりついた果ての
結晶だったと思います。

今回も最後までお読みいただきましてありがとうございました。