新年度最初の教室の前後 | 深深層秘抄

深深層秘抄

わが心にかなへる日々をあつめて、深き深き層にかくす集といへり

競書誌が届く前だったのですが
淳化なら持っているので、それを参考にし
臨書課題、予め書いてみましたよ。
 


左が競書誌の臨書課題です。
パッと見で、王羲之の臨書かな~って
分かってもらえたら、及第かと…。

「領」と「餘」の字形ですが
原本に微妙な疑問点がありましたので
「令」と「食」の元の字を調べて
本来の字形っぽく書きました。

右の雁塔聖教序、ガタガタ…。
細いけど強い線が魅力なのに
ただただ、細いだけ~って感じになり
貫通が取れてないので左右に揺れて見えます。
筆法だけに拘りすぎたのも失敗の一因?
もう少し肉を付けて書いた方が良いかな
なんて反省してきました。

そんなこんなで教室に行ってきまして
早速に書き直しましたよ。
 


左の淳化、文字が大き過ぎかな?
肉厚にして黒く書くと、行間が出る作戦
どうやら、失敗のようです。

真ん中の雁塔、格段に良くなりましたが
不用意に出てしまってる太い線が
足を引っ張ってるかも~って感じです。

右の聯落ち、毎日の稽古中のものです。
先日、下見会がありましたが
またしても誤字の指摘をされました…。
「別」の草書、字典通りのつもりなのに
何かを取り違えてるかが分からないので
それならば行書に~って変更ね。
行書に書き替えたら、あらスッキリ。

もっと動きが欲しい~ってコメントもあり
動かしたつもりが、ただ字が大きくなり
あらあら、真っ黒な作品になりました。

今まで通りの作品を書いていてはダメ!!
~って言われてるのに、代り映えしないね。
王鐸の臨書を続けているのに
一向に応用例を出せずにいる昨今。
あれもこれも学びすぎなのかな。。。

大リーグの彼は、たかが二刀流。
私は六刀流を目指してるのだけど
欲張りすぎかな。

あ、ちなみに。
「楷書行書草書隷書篆書かな」の六刀流ね。
ん、日本文は~って言わないで下さいまし(笑)