本日、事務局長単独でB地区を踏査しました。
2018年に表土が剥ぎ取られた北東隅の縁には、
以後毎年ノハナショウブを播種してきました。
本日確認したところ、
南寄りの半分~三分の二にわたって発芽していたノハナショウブが、
随所で開花していました。
アワダチソウ類があちこちに生え、
イシカリキイチゴの苗が複数確認されるなど、
まだまだ油断がならない状況ですが、
湿原の植物を呼び戻す小さな試みが
ひとつ成功したと言えるでしょう。
付近に播種していくことを繰り返せば、
ノハナショウブは年々殖えていくことでしょう。
ヨツバヒヨドリが蕾を付けていました。
開花には程遠い小株ながら、
クサレダマやノリウツギも確認できました。
表土を剥がれた湿原の傷跡を湿原の植物で塞ぐ挑戦は、
まだ始まったばかりです。