ゴールデンウィークが終わり、5月の中旬から6月は、新世界の賑わいも落ち着く時期になりますが、この時期でも外国人観光客が多いのはありがたいことです。
通天閣では『Dive & Walk』というアトラクションを楽しむ様子を見ることができます。
『Dive & Walk』は、地上約40メートルのタワー中間部から、約14メートル下の中間展望台へ垂直に飛び降りる『Dive』と、中間展望台屋上でハーネス(命綱)を装着し、アスレチックを楽しみながら外周部を一周する『Walk』の2種類のアトラクションで構成されています。
下の写真は『Walk』している様子です。
通天閣の近くにあるこの建物は、『Dive & Walk』をする人がヘルメットなどを装着する場所です。
外観が通天閣の形をしているのがおもしろいですね。
下の写真は通天閣の絶叫アトラクション『タワースライダー』の外観です。
通天閣の中間展望台3階(地上22m)からEV塔の外周を周回(1回転半)して地下1階まで約10秒で一気に滑り降りる全長 60mの体感系滑り台です。
通天閣は、展望台に上るだけでなく、新しいアトラクションも楽しめるタワーに進化しています。
さて、報道でもご存知かと思いますが、昨年12月、通天閣は南海電鉄グループに加入することになりました。
南海電鉄は、周辺に保有する資産・鉄道路線などを連携させ、難波―新今宮駅を起点とした沿線開発計画『グレーターなんば』構想を加速させることになり、通天閣観光も、資産規模がより大きい南海グループに入ることで、より安定的な発展を目指すそうです。
『グレーターなんば』というプロジェクト名はちょくちょく聞くんですが、新世界の地元の人たちにとっては、内容もわからず、あまりピンときていない人が多いと思います。
先日、南海電鉄の偉い人たちと通天閣の社長と私で個人的な食事会をしました。
食事会でも『グレーターなんば』の話が出ましたが、難波駅周辺のプロジェクトかと思いきや、新世界も関係あるらしい。
なんか壮大なプロジェクトみたいですね。
『グレーターなんば』は、大阪・関西万博や大阪IR開業等、2031年のなにわ筋線開業等を見据えて、なんば駅と新今宮・新世界をつなぐ南北軸を中心とした広域のなんばエリアに賑わいの回遊空間を創り、関空と直結した世界からの玄関口である『なんば』の魅力を高めることを目指し、まちづくりのビジョンとして“エンタメ”と“ステイ”の力で都市格を高めることを掲げています。
街づくりは、1年〜2年ではできないことで、10年〜15年先を見据えて取り組む事業で、南海電鉄による『グレーターなんば』構想は、新世界の発展に繋がることだと認識することができました。
まだまだ地元の人は身近なことに感じてないと思いますが、一度、南海電鉄さんに『グレーターなんば』について、地元向けの講演会をしていただく機会があればいいかもしれませんね。
どちらにせよ、これからの新世界は、南海電鉄+通天閣+新世界町会連合会がタッグを組んで進めていくことが必要だと思うし、ますます発展性のある関係作りをしていこうと思う今日この頃です。
★Twitter@shinsekaizyoho
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