個人が気軽に情報発信することができるブログやTwitter、Instagramなどが普及し、スマホで写真を撮ることがふつうになっています。
写真を現像して保管することは、ほとんど無くなりました。
今でこそ、大阪を代表する観光エリアとして周知され、多くの観光客が新世界で写真を撮り、地元の私達も新世界で写真を撮る機会が増えました。
多くの人が写真を撮り、SNSに投稿されてます。
しかし、私が若い頃、今から30年〜40年ぐらい前、新世界街並みを写真に残すという発想は無かったように思います。
検索しても30年〜40年ぐらい前の写真を見つけることは難しく、当時の新世界の街並みの写真がなかなか見つかりません。
下の写真は、餃子の王将、隣がUFOキャッチャーが並ぶゲームセンターです。
その昔、ゲームセンターの場所には、『喫茶バンビ』という純喫茶があり、餃子の王将の場所には『桃源』という麻雀屋さんがあり、両方とも、同じオーナーさんが経営されてました。
喫茶バンビは、お店の裏でコーヒー豆を直焙煎してました。
かなり深煎りのコーヒーで、アイスコーヒーと同じぐらい濃いコーヒーだったのが特徴でした。
店内には、鹿の頭部の燻製がありました。
営業時間は、7時〜23時、かなり広い店内で、パチンコ屋さんのお客さんなど常連さんがほとんどでした。
近隣のお店、例えば麻雀屋さんなどに出前もしてました。
祖父に連れられて、幼少期から喫茶バンビでミックスジュースを飲んでました。
かなり忙しいお店でしたが、2006年に廃業されました。
このように、私の幼少期からの思い出がいっぱい詰まった喫茶店でした。
しかし、唯一無いのが写真です。
もしかしたら、地元の人の中に、当時の喫茶バンビの写真を持ってる人がおられるかもしれません。
誰かの家の古い箪笥の奥に眠っているかもしれませんね。
当時の新世界の写真は、新世界にとっても貴重な資料になるでしょう。
新世界の街並みが変貌し続けている中で、写真に残すことの大事さを感じる今日この頃です。