最近、ちょくちょくゲリラ豪雨がありますね。
新世界では強い雨が降ってるのに、西成区の方では全く降ってない、そんなことは珍しくありません。
約15分ぐらいのゲリラ豪雨の間、通天閣の下で雨宿りする観光客の姿が見られます。
雨が止んだら、何処からともなく、観光客が歩き出し、ふだんの光景に戻ります。
通天閣本通商店街はアーケードがあるので、ゲリラ豪雨の時には、観光客が雨宿りしやすく、便利な面もありますね。
さて、通天閣本通商店街のアーケードには、写真のようなバナーが掲示されてます。
冬は通天閣の恒例行事、節分の豆まきのイメージが描かれてます。
新世界の食欲の秋は、てっちり、びっくりぜんざいなど、懐かしい新世界名物も描かれてます。
春は行楽のシーズンとして、天王寺動物園の雰囲気が描かれてます。
実は、今から15年ぐらい前、通天閣本通商店街のオリジナルのバナーを作ることになりました。
通天閣本通商店街にマツバヤ書店という本屋さんがありました。
バナーの絵は、通天閣本通商店街にあったマツバヤ書店(現在は廃業しています)の店主である松葉健さんによるもので、新世界の春夏秋冬を描いた作品になってます。
当時、松葉健さんは書店を営みながら、漫画家としても活躍されておられました。
地元、新世界が生んだ漫画家、松葉健さんの人柄と新世界に対する想いが詰まったバナーです。
当時、通天閣本通商店街から、デザイン制作費としてお支払いさせていただくように考えてましたが、松葉健さんは、これまでお世話になった地元•新世界への感謝の気持ちで描いたものだから、無償でさせていただきますと、おっしゃってました。
せめてもの感謝の気持ちとして、通天閣本通商店街の役員さん達と松葉健さんとの食事会(慰労会)を催した記憶があります。
今となれば、通天閣本通商店街のバナーの経緯を知る人も少なくなりましたが、今もなお、通天閣本通商店街の名物であり、情緒を感じるバナーですね。
通天閣本通商店街で雨宿りする時には、是非、バナーにも目を向けて、ほっこりしてもらえたら嬉しいです。
★Twitter@shinsekaizyoho
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