2012年7月、新世界では初めてのギャラリースペース『ギャラリー1616』がオープンしました。
早いもので、もう10年も経つんですね。
ア-トやデザインを通して、いろいろなクリエ-タ-さんの交流の場所を目指し、ギャラリ-、ワ-クショップ、アトリエとして、店内では様々な企画や展示が行われています。
『1616』=イロイロは、いろんな創造と夢が、この建物の番地16-16から生まれてほしいという想いから名付けたそうです。
オープンしたときは、新世界にアートギャラリーができて、ニーズはあるのかな?と思ったこともありました。
あまり展示会が決まらず、閉まったままの状態もよくみました。
しかし、年が経つにつれ、土曜•日曜日には展示会が開催されていることが増えてきたようです。
オーナーさんの熱い思いが伝わり、今では様々なジャンルの展示会が開催されています。
2017年4月、『ギャラリー1616』隣の路地に、貸しギャラリー「ROJIギャラリー1616」がオープンしました。
面積は約25平方メートル、もともとマンションの住居だったスペースを全面改装して、ギャラリーとしてオープンしたそうです。
『ROJIギャラリー1616』という名前の通り、確かに路地の中にあります。
小規模な展示会などに向いてるそうで、よく写真展や個展が行われていています。
2つのギャラリーは、新世界に新たな文化が根付くきっかけの場になっています。
さて、『ギャラリー1616』では、今年も『なにわ妖隗祭』が開催されてます。
古来より"器物などが百年経ると化ける"といわれ、"街"も時代を経て様々な様相へと化けていきます。
大阪•新世界も荒地から内国勧業博覧会の開催地になり、その後、初代通天閣を中心にした一大娯楽施設『ルナパーク』の開業、そして戦時中には初代通天閣が解体され、新世界に通天閣が無かった時代もあり、様々な姿へと変化を遂げながら現在に至ります。
そんな変化(へんげ)を繰り返す地が付喪神化したというコンセプトのもと、『なにわ妖隗祭』として妖怪のイベントを毎年開催しています。
なにわ妖隗祭は今年で8回目になります。
妖怪をテーマにした作品展示、作家陣による妖怪絵のライブペイントやライブペイントバトル、その他、様々なプログラムを予定してるそうです。
また、イベント内企画展として、少し怖い造形作品展示の"化狂輪(ばけぐるわ)も併設開催しています。
8年目の『なにわ妖隗祭』は11月19日〜23日までと、いつもより開催日数が長いのですか、様々な企画が詰まっているようです。
『ギャラリー1616』ができたことで、新世界に新しい展示会が生まれ、恒例になってきたものもあり、新世界に新たな文化が根付くきっかけにもなっています。
是非、興味のある方は、お立ち寄りください。
【なにわ妖隗祭8(八)EIGHT】
11/19(土)〜23(水:祝)
11:00〜19:00
※両館共通入場料500円小学生以下保護者同伴で無料
【出展作家】
なんばきび
永井啓太
万凛
HISATO
怪人ふくふく
きむらけい
■ギャラリー1616 ホームページ
http://www.atelier1616.com
★Twitter@shinsekaizyoho
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