先日、町の用事で、上杉酒店に立ち寄りました。
この前のブログで、1912年、新世界にオープンした一大娯楽施設『ルナパーク』の写真が上杉酒店の自動販売機に掲示されていることを書きましたが、上杉酒店の店主さんも見てくれてました。
店主さんは、
自販機の下の方に、もう一つ、写真を貼ったんですよ。一度、見てください。
と、おっしゃってました。
これは、1903年に大阪で開かれた第5回内国勧業博覧会の写真で、今の天王寺動物園、天王寺公園、新世界一帯が会場になってました。
自販機に書かれてあるクイズですが、この風景を見て、中央の門が、何かに似てると気づきませんか?
という内容です。
中央の門を他の写真で見ると、こんな感じです。
上杉酒店の店主さんは、きっと解るでしょうと、おっしゃってましたが、全く解りません。
新世界の歴史に精通している上杉さんにとっては、ふつうに知っておいてほしい雑学だったんでしょう。
答えは、この写真。
上杉酒店から見えますが、天王寺動物園の新世界ゲートです。
天王寺動物園の新世界ゲートが、第五回内国勧業博覧会の中央門をイメージしていたとは、初めて知りました。
上杉さんによると、この新しい新世界ゲートができた時、天王寺動物園の方から聞いた話だったそうですが、スタッフも入れ替わり、今では、知ってる人がいないかもしれないようです。
新世界についての雑学はたくさんありますが、天王寺動物園の新世界ゲートの話も、後世に伝えるべき雑学のひとつでしょう。
新世界の歴史について、教えてほしいことがあれば、これからも上杉さんに聞いてみようと思います。
★Twitter@shinsekaizyoho
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