「Wマーケット(WEEKEND PRICELESS MARKET)」は、日本では珍しい「値札のないマーケット」で、テレビでも度々紹介された話題のフリーマーケットです。
各商品の値段はお店の人との交渉により決定するなど、市場の「セリ」のような感覚で買い物が楽しめます。
新世界市場はシャッターが閉まったままの店舗が増え、Wマーケットの出店は、閉まったままのシャッターの前を有効利用しています。
cafe・雑貨・古着・インテリア、ちょっぴりサブカル系まで、多種多様なポップアップストアが週替わりで出店しています。
そして、Wマーケットの継続によって、シャッターが閉まったままの状態を脱却し、賑わいのある新世界市場へ復活させていくという大きな目標があります。
日曜日は、Wマーケット開催によって、新世界市場全体が賑わい、既存の商店にもお客さんが入るようになり、出店者と既存店の相乗効果が表れているように感じます。
ある老舗店舗の店主さんは、「シャッターが閉まったままのお店が並ぶ新世界市場の状況に、今までは諦めかけていたけど、もうちょっと頑張ってみようかなという気持ちになっています。」とおっしゃってました。
既存店の方に話を聞いてみたら、Wマーケット開催によって、ふだん知り合うことがない業種の人達とも知り合うことができ、「出会い」の一年だったとおっしゃってました。
来年、店内を改装して、お客さんに入ってもらいやすいようにしていきたいと、前向きな気持ちになったそうです。
来年に向けてのWマーケット開催について、新世界市場の商店主さんらの声も大きかったように聞いています。
ところで、Wマーケットの出店者をちょこっと紹介すると、「くみひも みやび」さんは、毎週出店されています。
最近では「君の名は」でも、組紐が登場したりと、知名度が上がってきてますが、日本の伝統工芸である組紐の良さを広めておられます。
隣には、タロット占いのお店が初出店されてました。
新世界には初めて来られたそうで、テレビや映画で観る街並みが実際に広がっていて、そこがいちばん感動したとおっしゃってました。
できらた毎月一回ぐらいのペースで出店したいとおっしゃってましたので、時間があるとき、タロット占いをしてもらって、これからの人生に役立てたいと思います。
こうして話を聞いてみると、Wマーケットは新世界市場に多くの新しいものをもたらしましたが、何よりも大きなことは、「人と人との出会い」の場になったことでしょう。
新世界市場には店舗がない私でも、Wマーケットを通じて多くの人と知り合いました。
多くの人と繋がることで、新しい発想が生まれ、行動することに繋がり、それが地域の活性化への原点でしょう。
次回のWマーケットは、12月30日(日)に開催します。
年明けは、1月13日(日)に開催です。
来年に向けて、Wマーケットが一層賑わい、新世界市場が元気になることを期待しています。
■ Wマーケット 公式ホームページ
★Twitter@shinsekaizyoho
「愉快・痛快・新世界情報」では、新世界のイベント情報や最新情報を発信しています。
※ 当blog掲載の写真・動画等、無断での複写(コピー)及び、コンテンツの転載転出を禁じます。