もし、あのライブが無かったら、新世界に若きア-ティスト達が活動できる土壌が生まれなかったかも!? | 「新世界」の情報ブログ

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この数年、若きア-ティスト達が新世界で活動するようになってきています。

新世界の動きの中で、そのきっかけになったものがありました。


当ブログでも紹介したことがありますが、2009年度~2012年度までの4年間、ダンスヴォーカルグル-プ『OSAKA翔GANGS』が新世界PR大使として活動したことは、それまでの新世界のイメ-ジを変える大きなきっかけになりました。


実はもうひとつ、これが無ければ、現在のように若きア-ティスト達が新世界で活動できる土壌が作れなかったであろうという企画があったんです。


今から7年前になりますが、2009年1月のこと、「大阪では多くのア-ティスト達がストリ-トライブを行っていますが、ライブの途中に警察に止められたり、なかなか安心してライブができる場所がない」という現状を知り、新世界援隊は、何とか新世界に若きア-ティスト達が活動できる土壌を作っていこうと動き始めました。


当時、音楽ライブを企画したことは全くありませんでしたが、新たな風を新世界に起こそうと、メンバー達は検討を始めました。


無料でライブを楽しめるような場所って、どこがええやろ…?

と、考えてる中、お店の定休日に、店内でライブをしたらどうやろ!

という話になりました。


そんな感じで、新世界ストリ-トライブ計画が始まりました。


第1回目は、2009年1月下旬、ジャンジャン横丁にある「大興寿司」さんの定休日、カウンタ-の中をステージにして、お客さんにカウンタ-に座ってもらい、もちろん扉を空けて表からもライブを鑑賞できるようにしました。

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準備は万端、しかし当日になって、予定していたア-ティストから「体調不良のため来れない」との連絡がありました。


急遽、関係者を通じて参加してもらえるア-ティストを探すことになりました。

もちろん、ア-ティストがいなければライブは中止。

しかし当日のことですから、ア-ティストを見つけのはかなり難しいことです。


新世界援隊のメンバー達は、「仕方ない、残念やけど中止にするしかない」と第1回目のライブ開催を諦めたその時、開始時間の約1時間前に、参加してくれるア-ティストが見つかったとの連絡が入りました。


名乗りを挙げてくれたのは、アコースティックの若きア-ティスト、谷川孝一君でした。

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(写真は、当時の谷川孝一君のフライヤ-)


ドタバタな出来事がありましたが、このように「第1回 新世界ストリ-トライブ」は大興寿司の店内で無事に開催することができました。


普段はお寿司を握るカウンタ-内が、この日だけはギタ-とマイクを握った谷川孝一君のステージになりました。

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客席カウンタ-は満席、立ち見もでき、お店のまわりにも多くの観衆が集まりました。

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それ以降、お店の定休日を利用したり、空き店舗、敷地を使わせてもらいながら、2012年頃まで新世界内で、概ね毎月1回のぺ-スで若きア-ティスト達による「新世界ストリ-トライブ」が継続されました。


現在、新世界内の商店街や施設など、様々な形で波及し、多くのア-ティスト達が活動しています。


若きア-ティスト達が活動できる土壌が新世界にも生まれてきたように感じます。


もし、あのライブが実現しなければ、新世界援隊がもう一度、ライブを企画するモチベ-ションがあったかどうか、企画の内容が変わっていたかもしれません。


今から思えば「あの時、新世界の歴史が変わった」瞬間だったのかもしれませんね。



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