吉祥女子中合格! Mさんの合格体験記です。

 

 私は、4年生の2月から5年生の10月までの8ヶ月間、一度塾をやめています。4年生前半までは、友達と遊ぶ時間をつくっても授業についていけました。しかし、4年生後半になると授業や宿題が難しくなり、自分の好きなことをする時間が減っていきました。友達と遊んだり本を読んだりしたかった私は、中学受験を諦めようとしたのです。
 そんな私が中学受験をしようと思い直したのは、兄の友達の妹のおかげです。その妹が「今は大変だと思うけれど、中学校に入ったらとても楽しいから、中学受験をした方が良いよ!」と言ってくれたのです。その言葉で私は中学受験をしようと決意しました。
 それからの道のりはとても大変でした。塾を8ヶ月もやめていたので、授業ではわからないところがたくさん…。それでも納得するまでテキストを読み返しました。模試では良い点数が取れず、そのたびに自分はどこが苦手なのかを探しました。6年生の12月頃からは、吉祥女子中学校の過去問を初めて解きました。国語は思ったより解けたけれど、算数と社会と理科が最悪。巻き返したい。最後まで諦めたくない。その一心で勉強に励みました。
 入試当日。吉祥女子中学校の試験が終わったときに、「やばいかも」と思いました。算数の問題が難しく、全然解けなかったのです。落ち込んだ気分のまま、第二志望校へ。その落ち込みが影響したのか、過去問の時より解けませんでした。絶望的な気持ちでいっぱいでした。ほかの科目で巻き返せていたらいいな、とドキドキが最高潮に達する中、ついに合格発表。「結果を見る」の文字を押すとき、手が震えました。真っ先に見えたのは、ピンクのサクラ。もしかして。恐る恐る文字を読んでみると、「合格おめでとうございます」の文字がありました。嬉しくて嬉しくて、はしゃいで泣きました。第二志望校も、無事合格でした。
 合格できたのは、問題をわかりやすく丁寧に教えてくれたり、テキストの準備をしたりしてくれた先生方、そしてはげまして応援してくれた両親、塾の友達のおかげです。本当にありがとうございました。