中大附属中合格! Fさんの合格体験記です。

 

 しんせい塾の思い出は「大量の宿題と寝不足とテキストがつまった重い荷物」です。
私の兄は高校受験のため、しんせい塾に通っていました。その縁で私が中学受験で小3の秋から通うことになりました。なぜ中学受験を決めたかと言うと、兄の中学校生活と放課後の塾通いを見ていて大変そうだと感じたからです。それに高校受験は入学試験の点数だけではなく、中学校の成績も内申点として合否に関わると聞いて、きゅうくつで嫌だなと思ったからです。けれど、塾に通い始めて学年が上がるに連れて、中学受験も高校受験とたがわず、いばらの道だと気付いた時にはすでに遅く、宿題に追われる毎日でした。宿題は終わらず直しもたまり、休みの日でも外部模試があり、友だちが遊んでいる時に宿題、映画や旅行にも行けずに宿題、小4~小6の3年間は宿題の日々でした。6年生になり受験が近づくと、最悪のタイミングで小学校の50周年と重なりました。式典などの行事が多くなり、疲れと寝不足で小学校へ行くのが嫌になりました。ですが、私の第一志望校は出席日数が合否に関わるので、具合が悪くても小学校を欠席することが出来ませんでした。そんな日々を何とか乗り越えることが出来たのは、同じく頑張る塾の仲間たちがいたことです。苦しいのは自分だけじゃないと思い頑張ることが出来ました。使っていたバッグはテキストの重さで破れてしまうほどでした。こんなに頑張っていたのに12月の塾での入試ごっこは不合格でした。落ち込んで体調をくずしましたが、1月の3日連続で4回受けた入試結果が良かったので、あきらめずに立ち直ることの大切さも、しんせい塾で学びました。

  小学校で最後の道徳の授業のお題が「不安定な世の中で目標に向かって努力する意味はあるのか?」でした。私は真っ先に塾に通っていた頃の生活と受験の結果を思い出しました。自然災害や国同士の戦争などの影響で、日常が奪われ生命の危機に迫る人々をニュースで見ていると、本当に努力は報われるのか、幸せになれるのか、と不安に思っても仕方ないのかもしれません。しかし私には、しんせい塾に通い受験を乗り越えた経験があるので、努力はした方が良いと答えました。努力をしてもダメな時もあるかもしれませんが、努力をしない場合は後悔が残ると思います。私は頑張らなければいけない時がきたら、しんせい塾での日々を思い出して、苦しくても歯を食いしばって乗り越えたいです。こういう強い気持ちを持てるにようになれたのは、しんせい塾の先生方のおかげです。
  
 第一志望校合格まで支えてくれた先生方、本当にお世話になりました。塾での日々は忘れません、ありがとうございました。