立教女学院に行って来ました。

 

吉祥寺で井の頭線に乗り換え、三鷹台まで。駅を出て歩道橋を渡れば学校はすぐです。

 

敷地内に入ると高い建物はなく、空が広い感じです。自然の中に小中高の校舎が点在しています。(短大もあります)

 

立教女学院に行くたびに、自然豊かな環境と歴史の重みを感じ、「いいなあ」と思います。

 

この学校には小学校からの内進生と中学入試の一般受験生と帰国子女の三種類の生徒が入学します。

 

この三種類の生徒がいることが多様であり、お互いの価値観を認めあえるようになるということでした。

 

確かにこの三者は今までに経験してきたことが非常に異なっています。多様な価値観を認め合えるようになることはとても素晴らしいことですが、果たして仲良くできるのか?という心配があると思います。

 

私もこの点は気になるところでしたので、今回かなりつっこんで聞いてみました。

 

答えとしては「当然、トラブルは生じます」、ただ「そうなった場合に(時にはそうなる前に)対応する態勢を整えています」とのことでした。つまりトラブルがあることを前提として態勢をとっているということです。

 

トラブルがあって慌てるというのは論外ですが、「うちの学校はトラブルはないです(本当はあるのに)」と言われるよりはよっぽど良いと感じました。

 

担任だけで問題を抱えず、すぐに学年主任に相談することが良いとされているということでした。そして問題解決には担任はもちろん、学年全体で相談をして良い報告に導いていくとのことでした。

 

お話した先生はいくつもの私立学校に勤務経験がある方でした。以前勤務していた学校が手のかかる生徒が多かったので、「面倒をみることが良いこと」と考えていたそうです。

 

しかし、立教女学院で、まず言われたことは「手を出すのをやめて下さい」ということだったそうです。生徒が自分で考えて行動できるようにするためということです。

 

ということは「面倒をみてほしい」というご希望のあるご家庭にはあまり向かないということです。(もちろん過度に面倒を見ないということで、決して放任ということではありません)それよりも「自分で考えて自分で行動できる人間」に育ってほしいというご家庭、本人に向いている学校です。

 

最後に、話を伺った先生に「先生のお子さんを入学させたいと思いますか?」という質問をしました。答えは「実は二人とも違う学校に行っています」とのことでした。理由は「おとなしい性格で、「自分が」というタイプではないので合わないと思ったからです」ということでした。

 

もし合っているとしたら最高に良い学校だと思いますとのことでした。

 

緑が豊かで、環境は抜群です。

 

落ち着いた佇まいの校舎が点在しています。

 

キリスト教の学校です。