前回は4回続けて言葉の発達について書きました。
今日は「こわがり」について。
子どもだけに限らず、大人にもありますね。
怖いもの・・・。
私は「虫」です。
特にダンゴムシとセミ。
ダンゴムシはもうあの丸まるための「線」自体が嫌で、虫以外の生き物も大抵は好きですが、アルマジロだけは無理です。顔は可愛いですが、ダンゴムシのように丸まるので・・・。
さて、子どもだとよくあるのが、「お風呂の水」が怖い。
長女はお風呂のシャワーの時は少し嫌そうな顔はしますが、頭から水をかけようが特に機嫌が悪くなることもありません。
けど、1ヶ月半の長男は絶賛「お風呂の水、怖い怖い!」中です・・・。
長女は割とすぐに大丈夫になったんだけどなぁ。
長男は沐浴時点から大絶叫。今は一緒にお風呂ですが、まだまだ大絶叫ですw
それも最近は短くなってきましたが。
子どもの怖がり、色々あると思います。
お風呂だったり、高いところだったり、もちろん大人でもありますね。
日常生活にまで影響が出て困ってしまうレベルになると、病名として限局性恐怖症(外部リンク)という病名になります。
怖がりの治療として有名なのは、主に3つ。
・エクスポージャー法
・フラッディング法
・系統的脱感作法
「怖い」という感情は「学習」されたものなので、「怖くない」という感情に上書きしちゃえ!
っていう感じです。
つまり、慣れるまで耐えるという方法。
なんという力づく感w
でも恐怖症の治療方法は一般的にはこれなんですよね。
上の3つをざっくり説明すると、
<エクスポージャー>
・小さい恐怖から徐々に慣れさせていく
例えば、水に顔をつけるのが怖いなら、まずはほっぺただけ濡らしてみるとか。
<フラッディング>
・いきなり怖いことに晒す
例えば、水に顔をつけるのが怖いなら、シャワーで怖く無くなるまで顔に水をかけ続けるとか。
<系統的脱感作法>
・実際に怖いことに向き合うのではなく頭の中のイメージの中で怖いものと向き合って、同時にリラックスするように意識する
例えば、水に顔をつけるのが怖いなら、シャワーをかけられているところをイメージしながら深呼吸をするとか。
恐怖症の治療となると、系統的脱感作をしますが、子どもの怖がりだと、イメージさせるってなかなか難しい。
少なくとも、長女の「シャワー怖い」については普通に慣れるまで、「大丈夫だよ」と声かけしながら多少嫌がってもやり続けました。
最初は私の膝の上でシャワーをかける時間は短く。
そして徐々に膝の上ではなく一人で座った状態でシャワーをかける時間も徐々に長くしていきました。
もちろん頑張れたら褒めてあげます。
長女が今怖いのはルンバw
動き出すとしがみついて何もできなくなります。
家事の時間の短縮のために稼働しているのに、結局何もできなくなるので是非とも治したい・・・。
ちょっとずつルンバに触らせてみるとか、やってみようかなと思っている今日この頃です。
ここで大事なのは・・・
根気強く慣れるまでやるっていうのが大事!
ここでやりがちなのは、「かわいそうだからやめよう」とパニックやかんしゃくの途中でやめてしまうこと・・・。
そうすると、次はより拒否感が強くなってしまいます。
恐怖症が治らない理由は、恐怖の対象と接触しないように行動してしまうからです。
そりゃそうですよね、怖いですもの。逃げますよ。
なので、治す機会自体がないわけです。
そんな中、治そうと思って恐怖の対象にいざ接触した時、「やっぱり怖い!」と途中で逃げてしまうとどうなるか。
「やっぱり怖いじゃないか!」と、より怖くなってしまいます。
なので、治すと決めたら怖く無くなるまでは耐えないと悪化してしまう可能性があるのです。
だから、「別に死ぬわけじゃないし治さなくていいや」と思うなら治さなくていいんです。
ただ一つだけ言えるのは、『怖い対象が少ない方が人生は生きやすい』ってことです。
なので、治したあげた方がいいかなと思うなら、根気強く頑張るしかない!
私も男の子が生まれたことだし、これを機に虫嫌いを治した方がいいのか検討中です・・・。
でも、イラストですら触りたくないくらい嫌いなんですよね・・・。
かといって、子どもも虫嫌いにする必要もないと思うので、子どもの前では「虫が嫌い」という態度を取りたくはない・・・。
う〜ん、どうしよう・・・?
虫好きなお子さんを持っていて、自分は虫が嫌いなママさんたちはどう乗り越えているんだろう?