気休めと遊びで愛着障害から脱する(1) | 大阪発!心理カウンセラーの「自分で自分を癒すヒント」

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うつ、不安、不登校など、様々な神経症やお悩みを少しでも軽くする為の
ヒントを開業カウンセラー(公認心理師)がお伝えしてゆきます。

皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、
のぶさわです。

 

 

 

 

<前回からの続き>

 

 

前々回お書きした様に、


「安定型の愛着スタイルの形成」には、


「親が安全・安心の基地、即ち

 親が気休め・気晴らし・気を紛らわせてくれる存在

 として機能している」


事が必須であると考えられます。


ところが、

幼い頃に「安定型の愛着スタイルの形成」が

成されなかった為に、


所謂”愛着障害”となり、

成人してからも苦しんでおられる方もいらっしゃいます。


ただ、

いくつになっても愛着の再形成は可能である

とも考えられます。


何故そう言えるのか?と申しますと、


愛着スタイルが親元を離れ大人になってからも

人生に影響を及ぼすのは、


”今・現在”も「内的作業モデル」が働いているから

だと考えられています。


そしてそれは、

幼い頃の親とのやり取りによる手続き記憶を基に、
脳の神経回路が構築されたからだとも考えられています。


加えて、

脳の神経回路は新しく作ったり、

修正可能であると考えられています。


だとすれば、

脳の神経回路を

安定型の愛着スタイルを基にした「モデル」に
作り替える事が可能
だと言う事です。


その為にはまず、

「気休め/気晴らしによる愛着の再形成」

が必要だと考えております。




<気休め/気晴らしによる愛着の再形成>


※具体的な方法は以前「愛着の再形成」

 でお書きしましたので、割愛しますが、

 ポイントは以下の通りです


①意識(大脳皮質※主に前頭前野)

 無意識(大脳辺縁系)を分ける



②意識側を「理想の親」として

 無意識側を「幼い子供の自分」とする


③無意識から湧き上がってくる

 不安や落ち込み等を意識側が俯瞰し、
 巻き込まれない様にする


④「その子」の訴えを聞き、

 理想の親なら何と言ってあげて、

 或いは何をしてあげて
 気持ちを楽にさせてあげるか?

 (気休め/気晴らし)を考える


⑤「理想の親」として、

 「幼い子供の自分」に
 「気休め」「気晴らし」を与え続ける



例:「そっか・・・〇〇になるのが怖いんだね。

   でも、そうなった時は
   ママが何とかするから大丈夫だよ」

  とか


  「そっか、〇〇で落ち込んでるんだね・・・

   一緒にお散歩に行って

   アイスクリームでも食べない?」


等々。
  

 


⑥その「意識側」と「無意識側」の

 やり取りを常に意識して続けてゆく


 ※脳の神経回路を作ったり、修正するには

 「繰り返す事」が必要です。


  繰り返す事によってその回路は強化され。

  定着しますが、それを怠ると(不要な回路とみなされて)

  回路の”刈り込み”が行われるでしょう




次回は、
「暇潰し/遊びによる探索行動(成長/自己実現)の強化」

をお書きしたいと思います。




<次回へ続く>

 

 

 

 

それでは今日も良い変化を

 

 


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