皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、
のぶさわです。
<前回からの続き>
前回までにお書きした様に、
幼い頃に親等との間に特に”愛着の問題”があった場合、
パートナーの相手と親等とを
無意識のうちにダブらせてしまう、
といった所謂”転移”が生じた時に、
二人の関係性がうまく行かなくなって
苦しむ状況になる事があると思われます。
では、
今現在そうなってしまって苦しんでいる方は
どうすれば良いのでしょうか?
或いは、
今後、相手との関係性で困らない為には
どうすれば良いのでしょうか?
今回からは、
「愛着の問題」(特に転移)で悩んでおられる方に向けて
その解決のヒントをお書きしてゆきたいと思います。
<愛着の問題(特に転移)の解決のヒント>
①無意識の転移に気づく
(1)パートナーの相手への強い感情を感じる
パートナーの相手への強い感情(怒り/憎しみ・蔑み・
悲しみ・哀れみ・寂しさ・恥・居心地の悪さ、等)
が出て来た時に、
それを打ち消すのではなく強く感じ続けてみましょう。
(2)過去に遡ってゆく
それと似たような感情を感じた、
一番古い過去の場面(恐らく幼い頃)まで、
イメージの中でタイムスリップしてゆき、
どんどん時代をさかのぼってゆきましょう。
(3)転移元の相手を突き止める
「これ以上過去には遡れない」
と感じた場面にたどり着いたと感じたら、
自分が何歳くらいで、どこに誰と居て何が起きてるか?
をイメージしてみましょう。
例:「私が幼稚園児の頃、お家で父と母が居て
父に殴られて母が泣いている・・・
私は父が怖かったけど
お母さんは私を守るどころじゃないし・・・」
等々。
(4)その時にできた
自他への信念や欲求を割り出す
その時に感じた強い感情によって、
自分がどんな”信念”や”欲求”を持つ様になったか?
を割り出して、書き留めてみましょう。
例:「私は”お母さんが可哀相”と強く感じて、
”愛する人を助けなきゃいけない”と強く思ったし、
同時に”お母さん、
もっと強くなって私を守ってよ”とも思った」
等々。
上記の手順に沿って、
まず今のパートナーを幼い頃の誰とだぶらせているのか?
を突き止めて、
”私は彼の事をお母さんとダブらせてしまっているんだ”
等と気づく事ができれば第一段階クリアです。
※イメージが苦手な方は、
パートナーの相手との関係性の中で
望んでいないのに繰り返される出来事の裏には
どんな自分の信念や欲求が隠されているのか?
を考えてみて、
自分が子供の頃、
それと似たような信念や欲求を抱いていた相手
は誰だったか?を考えてみましょう
次回はこの続きである
「②転移を解除してゆく」方法
についてお書きしたいと思います。
<次回へ続く>
それでは今日も良い変化を
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