皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、
のぶさわです。
<前回からの続き>
今回と次回は
「極端な優劣への拘り」によって仕事が続かない方
に向けてお書きしたいと思います。
<過度の優劣への拘りによって
仕事が続けられなくなる例>
「事務職のK子さんは、
真面目で仕事もきっちりしているので、
上司からも信頼されていた。
ある時、同じ部署に新人のC子さんがが入ってきた。
C子さんは明るく社交的で、
仕事もバリバリこなすタイプだった。
K子さんは次第にC子さんを意識するようになった。
”課長はC子さんに仕事を任せる事が多くなった・・・
きっと、私よりも彼女を信頼してるんだ。
私なんて必要ないんじゃないのかな・・・”
と思い悩む様になっていった。
そんな或る日の懇親会の席で、
周りの先輩や上司達と楽しく談笑するC子さんの姿を、
中々その輪に入れないでポツンと見ていたK子さんは
”あ~、私はC子さんみたいに社交的じゃないし、
仕事もできない・・・やっぱり私は居なくていいんだ”
と感じ、いたたまれなくなって
”用事があるので、お先に失礼します”
と独り先に帰ってしまった。
帰宅したK子さんは
”前の会社も、そしてその前の会社でも
同じように劣等感を感じて行けなくなってしまった・・・
やっぱり私はみんなより劣っているダメな社員なんだ”
と思うと布団の中で涙が止まらなくなり、
翌日から会社へ行けなくなった。」
<仕事が続かない原因③性格傾向
(4)過度の優劣への拘り>
(1)刺激(快・不快)への感受性が
過度に強い(感覚過敏)
誰しも、
「他人より優れていると感じる」=”快”
「他人より劣っていると感じる」=”不快”
だと思います。
ところが、
(多くの場合は生まれつきに)
刺激(快・不快)への感受性が過度に強い人は、
それらの”快/不快”刺激に対して、
非常に敏感である、と考えられます。
(2)刺激(快・不快)への敏感さが
ある特定の方向へ偏った
例えば、上記のK子さんの場合は、
「仕事ができる/できない」
「優秀である/ない」
「明るい性格/暗い性格」
「信頼されている/されていない」
等の特定の方向へ偏っていると考えられます。
(他にも「容姿が良い/悪い」「器用/不器用」
「機転が利く/利かない」等)
しかもその評価は、
「自分と他者の比較を
”自分が劣っている”という結論に向けて
妄想的に方向づけてしまう」ものになっています。
そして、恐らくこの”偏り”は
幼少期の体験から方向性が決められた
と想像されます。
例:
・他人(同級生等)や兄弟姉妹と比べる親だった
・クラスで勉強の不出来や社交性の無さ等を
恥ずかしく感じたり、
それを級友や先生に揶揄された、
等々。
(3)信念の固定
上記「(1)」「(2)」によって
自分にとっての避けるべき”不快”
(と求めるべき”快”)が決まったら、
刺激(快・不快)に対して、
過度の敏感さを有している人は、
「”絶対に”不快を避けなきゃ!」
(通常、快を求める事よりも
不快を避ける事が優先される筈です)と、
自分なりの信念を形作るでしょう。
例えば、
「他人より優秀でなければいけない」
⇒でないとここ(家や学校)には居られない
「周りから認められなきゃいけない」
⇒でないとここ(家や学校)には居られない
「みんなに嫌われてはいけない」
⇒でないとここ(家や学校)には居られない
等。
そして、そこに拘る事でしか、
不快を避ける術が無いとすれば、
その信念はより強固になってゆくでしょう。
(4)常に自分の劣っている所
が無いか?を監視し続ける
その”信念”に基づいて、
「周りと比べて私のダメな所・
劣っている所は無いかな?」
と自分のアラ探しをし続け、
時にそれは妄想的になってゆくでしょう。
何故なら、
少しでも他人と比べて劣っている所があれば、
居場所が無くなると信じている訳ですから、
劣っている所をいち早く見出し、
すぐに是正してゆく必要があるからです。
(実際はすぐに是正できないからこそ
行き詰るのですが・・・)
もしそうだとすれば、
「過度の優劣への拘り」によって仕事が続かない方
はどうすれば良いのでしょうか?
私なりに考える解決策のヒント
を次回お書きしたいと思います。
<次回へ続く>
、
それでは今日も良い変化を
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