皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、
のぶさわです。
<前回からの続き>
今回は前回お書きした様な、
極端な白黒思考によって仕事が続かない方に向けて
私が考えるその解決策をお書きしたいと思います。
<③性格傾向(3)極端な白黒思考
によって仕事が続かない人の解決策>
(1)現在の快/不快の方向性が
妥当か否か?を査定する
快/不快への敏感さは恐らく生来のものなので、
それ自体を変える事は難しいと思います。
(曝露療法等で、強引に慣れてゆく方法もありますが)
ただ、
今の白黒思考の基となっている”信念”は
幼い頃の環境の中で形づくられたものなので、
その方向性が果たして今も妥当なものなのか否か?
を公正に査定してゆく必要があるでしょう。
そこで、
自分が今感じる”快/不快”度数を数字(MAX=100)
で書き出してみるのも良いと思います。
例えば、
上記D男さんの例で言いますと、
「仕事を頑張りミスを無くし優秀な成績を挙げる事」
は、快感度数で言うといくつくらいか?(⇒80)
逆に
「仕事でミスし優秀な成績を挙げられなかった時
の不快度数は?」(⇒90)
「今一番”快”を感じる瞬間とその度数は?」
⇒「ゴルフでベストスコアを出した時」(⇒90)
と
「部下の指導力を認められた時」(⇒90)
逆に、
「今一番”不快”を感じる瞬間とその度数は?」
⇒「ゴルフのスコアが周りの人より悪かった時」(⇒90)
と
「後輩への指導のダメ出しを喰らった時」(⇒100)
等。
「今の”快”を得る方向性の中に、
どれくらい不快要素が詰っているのか?」
⇒「仕事の準備をきっちりする余りに、
ゴルフの練習ができない、
これはマイナス30くらいかな?」
それと、
「部下に自分のやり方を通そうとして、
結果としてダメ出しを喰らった!
これはマイナス100だ!」
等々。
上記のD男さんの例で言いますと、
彼にとっての今の快/不快は、
仕事と同等かそれ以上にゴルフのスコアが重要
の様です。
なのに、
今の快/不快の方向性によって、
それが妨げられてもいると
Dさんも理解できたと思います。
(2)相手にとっての快/不快
を想像してみる
例えばDさんの場合だったら、
後輩のE君は不快を感じて部長に訴えた筈です。
だとすれば、
彼にとっての快/不快を想像してみましょう。
例:
「E君にとっての”不快”は、
俺にとやかく言われる事かな?
そして、
彼にとっての”快”は、
仕事を早く終わらせて彼女に逢う事みたいだ」
(3)現在の快/不快の方向性を変えてゆく
上記の「(1)」によって、
今の自分にとっての「快/不快」の度数が、
そして「(2)」によって、
相手のそれがわかれば、
それに沿って方向性を変えてゆきましょう。
例えばDさんの場合は、
「今はゴルフの成績に拘ってゆこう!
その為には、仕事の準備を今迄の半分の時間で
終わらせる様にして、ゴルフのレッスンに通おう」
「それと、部下の指導でダメ出しをくらうのは
とても不快なので、
E君にとっての”不快”を避ける意味で、
自分の考え方を押し付けない様にしよう。
(そうされるのは俺だって嫌だ)
そして、彼にとっての”快”が得られる様に、
定時に帰らせる為に、
短時間で準備を済ませるコツを教えてやろう・・・。
そうすればE君もてきぱき準備するだろうし、
俺を敵視しなくなり、俺が部長にダメ出し喰らう
という強い”不快”は避けられそうだな」
等々。
次回からは、
「過度の優劣への拘り」によって仕事が続かない方
に向けて、
その原因と対策をお書きしてゆきたいと思います。
<次回へ続く>
、
それでは今日も良い変化を
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