皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、
のぶさわです。
<前回からの続き>
今回は「Bの例」で意識のベクトルの向け先を
悩みや苦しみから解放される方向へ持って行き、
そこへ固定化する方法のヒント
をお書きしたいと思います。
B:「周りの人とうまくやってゆけなくて、
また仕事を辞めてしまった・・・
こんな私じゃ、将来生きて行けないんじゃ
ないだろうか?」と不安に襲われ続ける
(不安障害)
この人のベクトルの対象は「自分」で、
時制は「現在~未来」、
否定/肯定は「ネガティブな面」に向いていて、
しかもそこへ固定されていると言えるでしょう。
以下、そのベクトルの向け先を変え、
固定化させる例をお書きします
<ベクトルの向け先を変え
固定化させるヒント(「B」の例で)>
①ベクトルを「自分」、「未来」、「肯定」に向ける
(1)寝ている間に脳の神経回路の変性が起きて、
朝目を覚ました時には、
今迄の自己否定や自信の無さや
不安・心配がきれいさっぱりなくなっていた
とします。
「もしそうなっていたとすれば、
どんな人生を歩みたいですか?」
→ その問いへの答えを、
否定形を含まず、現在形で、
しかも、少しでも可能性がある
できるだけ具体的な未来像を思い浮かべて
書き出してみましょう。
例:活気のある新しいオフィスに居て、
自分の好きな仕事を生き生きとしている・・・。
厳しくも優しい上司は、困った時には頼りになる。
ランチタイムは、
仲の良い同僚と談笑しながら食べている。
家に帰ると趣味の合う妻が居て、
美味しい手料理を食べながら
今日あった事をお互いに話している・・・等々。
(2)「(1)」で書き出した具体的な理想の未来像を
あたかも自分が今その場でそれを経験してるかの様に
五感を使って(自分の眼で見て、耳で聞いて、肌で感じて、
匂い・味を感じる)できるだけ具体的にイメージをする。
このイメージをできれば一日に一度は
短時間で良いので行ってゆく。
(新しい神経回路を作るトレーニングですので、
筋トレと同様で無理は禁物ですが、
イメージの時間が増えれば増える程
神経回路は太くなってゆくはずです)
※その他にもベクトルを
「自分」「過去」「肯定」、
「他人」「現在」「肯定」等
様々な向きへ変えてゆく方法もあります
この方法は、
ドイツの精神科医のクラウス・ベルンハルト先生発案
(恐らくNLPを基に考案されていると感じます)の
「テンセンテンス法」を参考にお書きしました。
特に「感覚過敏」の特性をお持ちの方には
それを活かして「五感」でイメージする訳ですので、
強力なやり方であると考えられます。
※1:詳しくは先生のご著書(敏感すぎるあなたへ
緊張、不安、パニックは自分で断ち切れる)
をご覧ください
※2:本を読まれても中々うまく行かない等の
疑問をお持ちの方向けに
「テンセンテンス法」の”キモ”というべきポイント
は簡単に後述したいと思います。
次回は「Cの例」でベクトルの向け先を変え、
そこへ固定化する方法のヒント
をお書きしたいと思います。
<次回へ続く>
それでは今日も良い変化を
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