対人恐怖症(社交不安障害・SAD)克服のヒント(詳細)② | 大阪発!心理カウンセラーの「自分で自分を癒すヒント」

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うつ、不安、不登校など、様々な神経症やお悩みを少しでも軽くする為の
ヒントを開業カウンセラー(公認心理師)がお伝えしてゆきます。

皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、
のぶさわです。

 


<前回からの続き>



今回は、
「対人恐怖症(社交不安障害・SAD)克服のヒント(詳細)」

つ目として、


②「こだわりの強さ」や「感覚過敏」の方向性を変える

について、
前回お書きした「例」を基にお書きしたいと思います。




<対人恐怖症(社交不安障害・SAD)

 克服のヒント(詳細)②>



②「こだわりの強さ」や「感覚過敏」

  の方向性を変える


前回の「例」の場合、

この人の対人恐怖のメカニズムとして、

◎目的:悩みを聞いて寄り添ってくれる人を作る

     ※感情の目的は「嬉しい、ホッとしたい」


 =()「セロトニンシステム」

  (=安心・繋がり・所属と愛の欲求)

 


◎「こだわり」「感覚過敏」を固定している場所

 :「劣等感」「それを裏付ける相手の反応」
という傾向があると想像できました。


そしてこの固定化されたパターンが

(対人恐怖の)システムをより強化している
と考えます。


この考え方に基づいて、

「こだわり」や「感覚過敏」の方向性を変え、
それを打破するヒントを書いてゆきたいと思います。



a.自分が劣等感を感じる部分が露呈されたと感じた時に、
 相手が予想外の反応をした場面を毎晩書き出す。

「今日の発表で頭が真っ白になった・・・」


 「きっとみんな私の事を笑うだろうな」(予想)


 「あれ?、A子は”苦しそうだったけど、大丈夫?”

  って本気で心配してくれた」(予想外)


劣等感を裏付け”ない”相手の反応へと

 「こだわり」や「感覚過敏」の方向性を変える)



b.自分の長所と思える部分をできるだけ沢山書き出す。


 (思いつかなければ家族や友人、恋人等にも聞いてみる)

「よく気が付いて優しい所」(と母に言われた)、


 「アニメやアイドルの知識が豊富」(と友人に言われた)


 「真面目で頑張り屋」(と部活の顧問に言われた)等々。



c.それらの”長所”を常に意識し、

 それらが発揮された場面と
 その時の相手(周囲)の反応を見逃さないでおいて、
 毎晩書き出す。

「授業中B子が困ってる様子で、

  消しゴムを忘れたみたいと気が付いて
  貸してあげたら、”有難う!”ってニコッとしてくれた」

 (長所と、それを裏付ける証拠へと

  「こだわり」や「感覚過敏」の方向性を変える



d.よく接する人を思い浮かべ、

 その人の「長所」「短所」を書き出す。
 
「C子の長所は・・・

  私と同じで良く気が付く所と、優しい所。


  短所は・・

  これも私と同じで口下手な所、人見知りな所・・・」



e.それを基に、

 その人の「長所」や「短所」が発揮された時の
 自分の反応(考えや気持ち)を毎晩書き出す。

「今日、C子が落ち込んでた私に

  気を遣って声を掛けてくれた・・・」

  (有難いな!・嬉しい)


「C子が男子に話しかけられて

  顔を真っ赤にしてモジモジしてた・・・」

  (可愛いな!・守ってあげたい気持ち)


(”自分の”劣等感やそれを裏付ける証拠

 に向いていた「こだわり」や「感覚過敏」を
 ”相手の”それらへと方向性を変える



次回は

③システムの固定化されたパターンを変える
についてお書きしたいと思います。



<次回へ続く>

 

 

 

 

それでは今日も良い変化を

 

 


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