境界性パーソナリティー障害を改善するには?~ヒント | 大阪発!心理カウンセラーの「自分で自分を癒すヒント」

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うつ、不安、不登校など、様々な神経症やお悩みを少しでも軽くする為の
ヒントを開業カウンセラー(公認心理師)がお伝えしてゆきます。

皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、
のぶさわです。

 


<前回からの続き>




今回は、


「境界性パーソナリティー障害(以下「BPD」と表記)

 を改善するヒント」


を私の推測に基づいてお書きしたいと思います。



<BPDを改善するヒント>



①「愛着の修復」を行い「O」システムを活性化する


以前の私の推論でお書きした様に、


BPDの人は「O」(オキシトシンシステム

=愛着・愛情・自他信頼)が脆弱である
と考えられます。


だとすれば、

そこをテコ入れする必要があると思います。

→恋人や親友、家族、難しければ医師やカウンセラー、

 或いは自分自身を愛着対象とし、

 愛着の修復・形成を行う


(※詳しくは以前のコラムにお書きしています)



②固定化されたパターンを変える

これも以前お書きした様に、


BPDの人は、

 「S」「セロトニンシステム」

 (=安心・安定・幸せ・満足)
よりも

 「N」「(ノル)アドレナリンシステム」

 (=不安・恐怖・怒り・行動化)

 「D」「ドーパミンシステム」

 (=快の刺激・喜び等の報酬、)
が優位に働いていて

しかもそれが強化されてしまっていると考えます。


だとすれば、

生まれ持っての特性と考えられる「優位システム」
を変える事は難しいと思いますので、

そのパターンを変えれば良いのでは?と推測します。


即ち、

 

  「(見捨てられ)不安を基にNシステムが作動


 →「相手に勝つ事や、自分の思い通りに支配する快感や

   不安から逃れてスッキリ感を得る事を目的(報酬)として

   「D」(ドーパミンシステム)が働く


 →「それを得る手段としてNシステムによって行動化する」


 という固定されたパターンを変える



(1)「いつ
(誤って)死んじゃうかもわからない」と考えて
  全財産を使うとして、「自分がやってみたい事」を
  思いつく限り書き出します。Dシステムに基づく)

 


(2) その中で、

  「不安や恐怖」を感じるものNシステム)で、


  しかもそれをやるには「この野郎!負けてたまるか!」

  という闘争心Nシステム)が必要なもので、

 

  尚且つ

  自分次第で結果を左右する事ができるもの

  (Dシステム)で、


  ”勝利”を得る事を考えたら”ワクワクするもの”

  (Dシステム)を選びます。


  ※但し、単発で終わるものよりも継続できる事

   (ゴールが遠い)が良いと思います。



  (例1):「空を飛びたい・・・でも怖いなあ」

           (Dシステム+Nシステム)


     →「でも飛べたら気持ちがいいだろうなあ~」

      とスカイダイビングのスクールに申し込む

                      (Dシステム)


     →(本番を迎え)「今から飛び降りるの怖いなあ~

      でも、恐怖に負けてたまるか!」
      と「えい!」と飛び降りる

      (Nシステムによる行動化)


     →「やったあ~私にもできた!」

                (Dシステム)


     →「でも他の人はもっとうまいから、

       私も宙返りできるようになりたい!」
      (Nシステムによる闘争心
   
       
      
  (例2):「日本一の営業ウーマン(デイトレーダー)になりたい!
       でも、私になれるのかな?・・・」

           (Dシステム+Nシステム)
      と、その仕事を始める


     →「初めて1か月だけど全然だめだ・・・でも悔しい!」

                             (Nシステム)


     →「よ~し!空いた時間はすべて仕事の勉強に

       充てよう!」

      と、寸暇を惜しんで勉強する

       (Nシステムによる行動化)


     →「段々成績が上がって来たぞ!」

                  (Dシステム)


     →「でも、上には上が居る・・・絶対成り上がってやる!」

                              (Nシステム)


     →「みんなから一目置かれる存在になれば、

       メッチャ嬉しいだろうなあ」

               (Dシステム)



③自分にとっての各システムの最適な配分を知り、
 それに則ったパターンを作り上げる



いくら

「S」(セロトニンシステム)よりも

 

「N」「(ノル)アドレナリンシステムや
「D」(ドーパミンシステム)が優位だとしても、


「S」システムを全く必要としない人はいない筈です。

ですから、

自分にとって最適な配分を知る為に


3つのシステムが働く様に

アバウトなスケジュールを立ててみるのが
良いと思います。


例:毎週木曜日はボクシングジムへ行く

     (Nシステム+Dシステムの時間)


  毎夜カラオケに行く

  (Dシステムの時間)


  一日3回お気に入りの入浴剤を入れた

  お風呂に入りお気に入りの音楽を聴く
             (Sシステムの時間)


  昼食後バトルゲームをする

 (Nシステム+Dシステムの時間)


  お酒を飲みながら韓流ドラマを観る

           (Sシステムの時間)


等と、自分で「N」「D」「S」の時間配分を

色々変えて試してみて、

一番しっくりくる配分をベースにして(中身は適宜変える)
スケジュールを組んでみるのもいいでしょう。



ライフワークとしては
(私が思いつくまま書きますと)

 

「ダンスの指導者を目指す」


「ブレンダーのチャンピオンを目指す」

 

「ブリーダー」

 

「プロゴルファー」


「ボランティアリーダー」

 

「eスポーツ選手」

 

「プロギャンブラー」等、


「感覚過敏」「刺激を求める傾向」を活かす方向性

であれば、何を目指して良いと思います。



不安や恐怖を感じやすい

持ち前の「負けん気」「コントロール力」「こだわりの強さ」

とことん結果や勝負にこだわってゆけば、


その道で成功する可能性は高いと思います。






<次回へ続く>

 

 

 

 

それでは今日も良い変化を

 

 


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