皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、
のぶさわです。
<前回からの続き>
今回からは、HSPの人が陥り易い(陥る可能性のある)
障害についてお書きしてゆきたいと思います。
「お母さんが期待してるから、
テストでもっと良い点数を取らなきゃ!」
と夜遅くまで頑張ったり、
「入社してきた後輩の良い手本となる様に、
完璧に仕事をこなさなきゃ!」
と家に帰ってからも仕事の準備をしたり・・・。
HSPの人は「良心的」「誠実」「真面目」であったり、
「貢献感」を大切にする人が多いと思います。
その為に頑張り過ぎて、
自分の時間まで犠牲にしてしまう事もあるでしょう。
或いは、
「友達のAちゃんは、今日なんだか
よそよそしかったなあ~。
私が昨日言った事に気を悪くしたんじゃ
ないかしら・・・
だとすれば、嫌われちゃったのかな・・・
明日どう接したらいいんだろう?・・・」
HSPの人は、
些細な事やいつもとの微妙な違いにも気が付く
「感度の鋭さ」を持っていますので、
相手の微妙な変化も読み取ります。
そしてその意味を深く考えてゆきますので、
家に帰っても、或いは床に就いても
その深い処理が続くと疲弊し、
自立神経が乱れて睡眠不足や
頭痛・腰痛・胃腸の不具合等の身体症状
まで出てきたりする事もあるでしょう。
そしてもしその処理の結果で得た結論が
ネガティブなものであったなら
落ち込んでゆくでしょう。
そしてその様な事が続くと
刺激を遮断し、心を安定させるセロトニンや
GABAを補う時間が削られたり、
(特にHSS型の人は)
興味がある事への刺激を得る為の時間も削られ、
ワクワク感を感じられるドーパミンを補う時間も
無くなり、
結果的に元気のない状態=抑うつ状態に陥る事
もあると思います。
※HSPの人に障害が出現し、
医師の診断によって薬が処方される場合、
刺激に敏感な為、少量の薬でも効きすぎて
しまう事が考えられます。
その辺りを注意する事が必要だと思います。
また、抗うつ薬の投与で、セロトニンや
ノルアドレナリンが補完される事によって、
責任感から益々仕事や学業にのめりこみ、
本来であれば刺激を遮断し、まったりとする時間
や趣味に没頭する時間を確保する事
によって得られるそれらが人為的に得られてしまう
ので、
その時間を確保できずに刺激過多から
更に症状が強まる事も考えられます。
或いは、HSS型HSPの人がADHDや双極性障害
と間違われて薬を処方された場合も
それらは中枢神経に作用する薬である事も多い
でしょうから、
セロトニンやドーパミン、ノルアドレナリン等の
神経伝達物質のバランスが崩れ、
HSPの人にとって一番大切な「適切な刺激量」が
保たれなくなる恐れもあると思います。
ですから、
猶の事HSPの正しい理解と正しい診断が必要
であると思います。
次回は、
HSPの人が抑うつを防ぐヒント
をお書きしたいと思います。
<次回へ続く>
それでは今日も良い変化を
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