皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、
のぶさわです。
<前回からの続き>
今回は、
HSPか否か?の判断の目安の一つとして
エレイン・アーロン博士が重要視されている
「DOES」 についてお書きしたいと思います。
※この4つの気質が揃うと概ねHSPと考えられる
と言う事です。
<HSPに特徴的な4つの気質>
①「D」(DEPTH OF PROCESSINNG)
=処理(受け止め方)の深さ
→物事の決定や判断で
物事を様々な角度から捉える為、時間がかかるが
慎重に考え抜く事ができるのでリーダーになる事が多い。
環境の些細な面に気が付き、
新しい状況では周りを観察し過去の知識と照合する為に
立ち止まる=時間をかける。
そして物事の本質をより深部で捉えようとする。
(例えば「この仕事をやる意味とは?」
とか「私の存在意義とは?」とか「私の人生の意味とは?」
等と意味づけを求める傾向等)
※但し、過去の知識を基に確信を持って
敏速に勇猛果敢に行動する事もできる
②「O」(BEING EASILY OVERSTIMULATED)
=刺激に過敏(神経の高ぶりやすさ・刺激過多・
過剰に刺激を受けやすい)
→自分の内面や外で起こっている全てを
深く受け止め、しかも受け止めるものが沢山あると
結果として刺激過多になる。
そして心身共に疲労し易くストレスを感じてしまう。
※1:エレイン博士はHSPの人は週40時間以内
の仕事が理想と言ってる
※Cf:ASD(自閉症スペクトラム)の知覚過敏は、
社会的な手掛かり(例えばコミュニケーションの)
になる様な刺激には反応しないという点で
HSPのそれとは異なっている
③「E」(EMOTIONAL REACTIVITY AND EMPATHY)
=強い感情反応と共感
→HSPは物事を深く処理する事で、
それに対する強い感情が生まれると考えられ、
ポジティブな経験もネガティブな経験も
どちらにも、強く反応する。
そして相手の気持ちへの共感力が強い。
(ミラーニューロンの働きが強い?)
※HSPとよく似た概念の「エンパス」は、
この共感力に特化したHSPだと言えるかも知れません。
(エンパスの人の研究をしているアメリカの精神科医
ジュディス・オルロフ曰く
「エンパスとはHSPを更に敏感にした、
周り(他人)のエネルギー(感情・苦痛・感覚)
をすべて取り込んでしまう人」と言っている)
④「S」(SENSITIVITY TO SUBTLETIES)
=感度の鋭さ(些細な事も気が付く・
些細な刺激に対する敏感さ)
→ 事物や相手の表情や声・態度・雰囲気等の
いつもとの「小さな違い」を見つける
以上の4つに加えて、
最近ではアーロン博士は5つめの「D]を含めています
※⑤「D」(DIFFERENTIAL SUSCEPTIBILITY)
=感受性差(差次感受性)
→変化や違いに敏感で、
ポジティブな変化(良い環境)からは
ポジティブな影響(良い影響)、
ネガティブな変化(悪い環境※幼少期の環境等)
からはネガティブな影響(悪い影響)を受け易い。
(だからこそHSPにとっては
「どんな環境で育つか?」が特に重要)
次回は、この「D・O・E・S」に沿って、
以前取り上げたAさんの例を分析したいと思います。
<次回へ続く>
それでは今日も良い変化を
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