皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、
のぶさわです。
<前回からの続き>
前回までに、
「やる気」が出るか?否か?は、
「ホメオスタシス」(恒常性)
と
それに基づく脳内ホルモンである
「セロトニン」、「ドーパミン」、「(ノル)アドレナリン」
が関係していると推察されるとお書きしました。
では、
「やる気」を引き出すためには
どうすれば良いのでしょうか?
今回からはそのヒントをお書きしてゆきたい
と思います。
私が思うに「やる気」を引き出す為のポイント
として、
①セロトニン不足の人の場合
=セロトニンを増やす行動をする
②ドーパミン不足の人の場合
=ドーパミンが出る方向に持ってゆく
その具体策として
(1)報酬を用意する
(2)やらなければいけない事自体で
ドーパミンが出る様に工夫する
③ドーパミンをフル活用する
④(ノル)アドレナリンをフル活用する
⑤行動パターンを打ち破る
が挙げられると思います。
それでは、
それぞれのポイントについて
お書きしてゆきたいと思います。
(※セロトニンが不足してるのか?、
ドーパミンが足りないのか?などは、
人によって、或いは置かれている環境によって
異なってきますので、
以下のやり方のうちのご自分にあった方法を
試してみるのが良いと思います)
①セロトニンを増やす行動をする
「あの事が気になって、何も手につかない」
「常に漠然とした不安や空虚感があって
時折何の為に生きてるのだろう?と考えてしまう」
「仕事のストレスで、休日も趣味を楽しむ気持ちにも
なれない」
・・・。
もしあなたがこんな心の状態だとすれば、
「さあ!試験に向けて勉強を頑張ろう!」
とか
「来週からのプロジェクトに向けて準備をしよう!」
等とは思えないですよね?
恐らくこういった状態の時は、
心の安定を司る「セロトニン」が不足してして
「ホメオスタシス」によって
無意識的に「セロトニン」を増やす行動や
不安や空虚感・ストレスを感じなくなる様な行動を
とると考えられます。
即ち、
「寝る」「だらだらする」「ゲームやネット、
酒。食べ物等にに逃げる」等々。
だとすれば
不安を解消したり、セロトニンを増やす
行動をとる事が先決だと思われます。
例えば、
(1)朝にウォーキングをする、意識して貧乏ゆすりをする、
食事の時に一口50回以上咀嚼する、
音楽やビデオに合わせてリズミカルに身体を動かしたり、
手拍子をする、縄跳びをする、
等々。
→朝の光を浴びる事やリズミカルな運動はセロトニンの
分泌に効果があるといわれています。
(2)自分がリラックスできる時間を意識して作る
→好きな音楽を聴く、好きな絵や雑誌を見る、
好きな本を読む、美しい景色や物を見に行く、
好きな香りを嗅いだり、美味しいものを食べる、
ペットや自然と触れ合う・・・等々。
※注意点としては、あなたのしたい事であれば
何をしても自由ですが、
「あ~・・・今日も無駄な時間を過ごしてしまった」
という後悔はセロトニン不足に拍車をかける
でしょうから、そう感じなくて済むような行動をとる事
が肝心だと思います。
※余りにも不安や空虚感が大きい場合や、
上に挙げた行動すらとる気力さえ無い場合は、
一度医師やカウンセラーにご相談された方が良い
と思います。
次回は「ドーパミン不足の人の場合」
のやる気の引き出し方をお書きします。
<次回へ続く>
それでは今日も良い変化を
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