長男・長女の生き辛さ | 大阪発!心理カウンセラーの「自分で自分を癒すヒント」

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うつ、不安、不登校など、様々な神経症やお悩みを少しでも軽くする為の
ヒントを開業カウンセラー(公認心理師)がお伝えしてゆきます。

皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、
のぶさわです。


「お兄ちゃんだからしっかりしなさい・・・」

「お姉ちゃんなんだから我慢しなさい・・・」


長男・長女は第一子として生まれた時には
親の愛情を一身に受ける事ができます。

でも下に弟や妹ができた時には、当然ながら
親の興味や関心、愛情弟妹達を中心に廻り始めます。

言ってみれば、その瞬間に長男・長女は
「王子・王女の
座から陥落する」訳です。

そうなると、これも当然の事ながら長男・長女は
「親の愛情をもう一度取り戻したい!」と願います。

そしてその方法としては、

親に甘えたり、駄々をこねたりして親の愛情を
「直接的に受け取ろう」とする場合もありますが、

長男・長女の多くの場合は
「間接的に受け取る」という方法を
採る事が多い
様に感じます。


「間接的に受け取る」・・・。

どういう事かといいますと、

例えば喘息や頭痛、神経症等の心身の病気になったり、
不登校や家庭内暴力、非行等の”問題行動”によって
親の注目や愛情を取り戻そうとする事もあるでしょう。

(※ただし、これらは無意識の働きによるものですので
  子供自身も何故そうなっているのか?がわからない
  と思います)


ただ、長男・長女で最も多いやり方は
「親の望む通りの自分」になって間接的に受け取る
目的を果たそうとする事だと思います。

「親の望む通りの自分」・・・。

それは
長男・長女として自分は何を期待されているか?
     どう振る舞えば親が喜ぶか?


等と、己の欲求や感情を抑えて
相手(親)の欲求や感情
を優先するという事だと思います。


ですから、親や周囲の考え方のルールを取り入れ

「お兄ちゃんだからしっかりしなきゃ」

「お姉ちゃんだから我慢しなきゃ」

「お兄ちゃんだから頑張らなきゃ」

「お姉ちゃんだから親を助けなきゃ、
 下の子の面倒
を見なきゃ」

「お兄ちゃんだから良い子にしなきゃ」

等のルールに縛られ、

自分の欲求や感情を
後回しにし続けて
親の為に頑張ります。

でも、
それもこれも親の愛情を間接的に受け取りたい
からです。

やがて自我が成長し始め、

「何でこんな事しなきゃ
いけないんだよ!」と思えて、
自分の欲求や感情に
再び目を向ける様になれば
幸いです。

所が、
親の欲求や感情を優先する作戦がうまく
行き続けたり、

本人が優しすぎたり繊細で感受性豊かな特性

持っていたり、

親が子に依存してしまった場合は、

中々その”ルール”や”パターン”から
抜け出せないまま
大人になってゆくでしょう。


その時には親は

「手のかからない良い子」、「優しくて
大人しい子」
等というレッテルを貼り、

子が頑張って
そうしている事に気付かずに
それが子の”特性”と
思い、当たり前の事になってゆく
と思います。

子にしたら、それは持って生まれた”特性”でも
何でもなく、

親の愛情を受け取りたいが為の必死の
努力な訳です。

所がそれがわかってもらえない・・・。

つまり
「これだけ頑張ってるのに、
 親から返って来る
愛情が足りない」と感じてしまう訳です。

そして、そこには親への未練があります。

しかもその未練はしばしば怒りや憎悪にまで
発展
する事もあるでしょう。


そうしてそのまま大人になると、

常に他人の顔色を伺い、
他人の欲求や感情を優先するので、

「自分がわからない」
という極端な”他人軸”の人
になるかも知れません。


しかも他人なら尚更、わかってもらえないし、

努力が報われて愛情が返って来る事もより少なくなり、

増々未練が溜まってゆき、

やがて怒りか自己嫌悪か
諦めに変わってゆく
事も多くなると思います。


弟妹達とて同じです。

例えば、
自分の下に更に弟や妹ができた場合は、

やはり”末っ子”という特権を失ってしまうので、
その特権を取り戻そうとするでしょう。

或いは兄や姉が心身の不調や”問題行動”等によって
親の期待を担う立場から早々にドロップアウトした場合は、

弟妹達がその期待を担うようになるでしょう。

(※勿論、全ての長男・長女に当てはまる訳では
  ありませんし、個々の特性や家庭環境、男子、女子、
  親との関係等によって左右されると思いますが)


もしあなたが、

「自分の感情がわからない」とか

「自分のやりたい事や好きな事がわからない」、

「自分が空っぽな様に感じる」


等というお悩みで
苦しんでいるのなら、
上に書いた事が当てはまるかも
知れません。


※ご自分でなさるヒントとしては、

 まず相手や親の欲求や感情よりも


 ①「自分の欲求や感情を常に感じる」

 ②「それを直接言葉で相手に伝える」

 という事が役に立つでしょう


ご自分では難しい場合は、

カウンセリングによって
自分の感情や欲求を取戻し、
自分を縛っていた
ルールやパターンを変え、

”自分軸”の方向へ
偏りを修正し、
自分を取り戻す為のお手伝いを
差し上げる事ができます。

お心当たりがある方はお気軽にご連絡下さい。


※次回は「私は末っ子だけど、同じ様に生き辛い」等
 上記の条件に当てはまらないにもかかわらず
 自分を無くしてしまってる方の事を書きたいと思います









それでは今日も良い変化を


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