本日より
百英雄伝
プレイ記
ネタバレありでいきます。
あの名作『幻想水滸伝』シリーズの精神的続編。
初期の製作メンバーが再結集した期待の新作です。
とくに、「名作」とされる初期シリーズのディレクター村山吉隆氏(Ⅰ~Ⅲ。Ⅲは途中で退社したためクレジットにはないが、大枠は完成させていたとされる)が関わっているというのが注目の的でした。
が、
発売間近の2024年2月6日
突然、村山氏の訃報が飛び込んできました。
55歳まだまだお若かったのに……。
かつての『幻想水滸伝』の記事では、「会社に泊まり込み(寝袋で寝る)は当たり前。徹夜が続いたことも多かった」とありましたが、情熱のある方なので、おなじような無理をされたのかもしれないですね。
若い頃は無理がきいても、40すぎるとどうしても体にきますから。
やはり、健康一番。
睡眠はしっかりとることがどの仕事でも大切なのでしょう。
ご冥福をお祈りします。
さて、
村山氏の遺作となってしまった本作。
期待は高いのですが、不安もありました。
発売前のレビューなどをみると、いろいろシステム周りが不便なのが不満と書かれており、
一昔前の「すこしくらい不便なほうが面白い」という古い価値観で作られているのでは?
という疑惑が生じました。
『幻想水滸伝』といえば
・所持できるアイテムが少ない。
・ファストトラベルが不便
・魔法の使用回数が少なく、宿屋以外に回復する方法がない。
・セーブはセーブポイントでないとできない。そして意外とセーブポイントが少ない。
・ダンジョン内に回復ポイントはほぼない。
・レベルアップしても回復しない。
と、
現在ではもちろん当時でもけっこう不便なシステム目白押しでした。
これをこのまま現代でやったらけっこうキツイぞ……。
と、期待と不安でゲームスタート。
すべてのJRPGファンへ……。
なかなか強気なメッセージ。
『幻想水滸伝』とは異なり、主人公は名前が固定、性格もだいたい決まっており台詞もあり。
これに関してはいいと思います。
「しゃべらない主人公は時代遅れ」派ですし、名前を自由につけるシステムだとボイスつきと相性が悪い(仲間に名前を読んでもらえず、「あなた」「あいつ」としか呼ばれない……)ので。
まずは最初の仲間3人。
仲間になるたびにカットがはいるのはいいですね。
しかし、建物の中に入るとけっこう長いロード。
『幻想水滸伝』シリーズは、Ⅳ以降ロードが長いとされていましたが、
どうして初期メンバーの関わっていないⅣ以降の悪いところを継承してしまったのか?
まあ、そのうちパッチがくるかな……。
つづきます