ひきつづき

 

少女首領の推理領域 -黄金島の密約-
 

 

プレイ記

 

ネタバレありでいきます。

 

さて、中盤あたりから、

旧ソ連のKGBの名が出てきたり、

某国のテロリストが関わってきたり、

挙句の果てに核兵器が出てきたり

と、どんどん(無駄に)スケールが大きくなっていきます。

ファンタジー要素を入れた『ゴシックマーダー』、近未来SFの『未然探偵』とはことなり、一応現実の世界という設定ですが、

実はシリーズの中でいちばん飛ばしているかもしれないシナリオです。

そして、ついに一連の事件の黒幕にたどりつきます。

その黒幕との対決は嵐の中の船。

定番です。

父の死の真相も判明し、一連の事件はすべて解決。

 

最後は、母の故郷の島で、かつて大切な約束をした彼と……

というのがトゥルーエンド。

さて、この作品もシリーズの他2作品とおなじく、別のイケメンと結ばれるルートがあるのですが、

他2作品が「事件の解決までは共通。エピローグのみ異なる」というマルチEDだったのに対し、この作品は

「事件の真相がすべて判明するのはトゥルーエンドのみ。他2つはアナザーエンド」

となっています。

とくに、あるEDは、「推理に失敗する」ことが条件であり、事件が解決せずすべてがうやむやになる……という展開で事実上のバッドエンドです(主人公はイケメンと恋人になれて幸せなのでしょうが)

最終作である『未然探偵』で第一作の『ゴシックマーダー』とおなじタイプのED分岐に戻ったということは、このタイプのED分岐は不評だったのかもしれませんね。

 

次回は総評です。