ユニコーンオーバーロード
 

 

総評です。

 

評価:86点

オススメ:★★★★☆

 

前評判通り、完成度の高い作品でした。

やはり編成を考えるのが楽しい!

自分は律儀にネームドキャラを中心に編成を作りましたが、

もちろん、傭兵たちを中心に編成をつくるのもあり。

バランス型にするか?

それとも一点特化型にするか?

必ずしも正解といえるものはないので、いろいろ試して楽しむことができました。

 

進行も、基本的には推奨レベル順に進めていくのが楽ですが、
いきなり高レベルの戦いに挑んでも良し、
なんなら序盤で最終決戦に挑んでも良し(もちろん、まず勝てないでしょうが)
重要イベントをすっとばしても進めることはできる。
 
と、この自由度の高さ故に、
まったくちがったやり方で2周目、3周目をプレイすることができ、何度でも新鮮な気持ちでプレイすることができます。
これはやりこめば時間がいくらあっても足りないでしょうね……。
 
残念なところもあり、
まずはストーリーがそこまでではないこと。
意外な展開と言えるのは、「ガレリウスの正体はヴァルモア将軍ではなく降臨した魂に取りつかれた母だった」というところくらい。
あとはよく言えば王道、悪く言えば平凡なストーリーです。
ひとつひとつのエピソードを見れば、心に来るエピソードもあるものの全体的に見れば「勧善懲悪の貴種流離譚」ですからね。
システム重視のゲームでもともとストーリーにはそこまで期待はしていなかったのですが、やはりそこは残念。
もし、『十三機兵防衛圏』並みのストーリーだったら、90点オーバー、100点に迫るのは確実だったでしょうね。
他にも、「強くてニューゲーム」がない、ガレリウスがめちゃくちゃ強い割に、真のラスボスや裏ボスはそこまで強くない、
など細かい不満点はそこそこありました。
ただ、それを差し引いても良作であることは間違いないので、ぜひ一度はプレしてみることをお勧めします。