ひきつづき

 

  SCARLET NEXUS

 

プレイ記

 

ネタバレありでいきます。

 

ユイト編です。

 

スオウの政府もひどいものの、それに対するセイラン自治政府も十分非人道的で、はっきりいってどちらの味方もしたくない状態です。

気になるのはアンプル。

人間の脳を作った薬で、セイラン側の研究所で作られているはずのものがなぜスオウの病院で処方されたのか?

あの研究所がスプリング製薬と関係あるなら、スプリング家の人間であるフブキがなにか知っているはず。

最初にあの研究所をつくったのはフブキとカレン。

やはりスプリング製薬が裏で絡んでいましたが、

そもそもは、怪異となったアリスたちを人間に戻したいという思いからでした。

しかし、いまやそんな思いも空しく非人道的な研究が行われる日々。

フブキは、非人道的な出来事の証拠として洗脳されたナギの記憶データを手に入れ、それを全国民に流す作戦を提案します。

ナギの記憶データは、おそらく旧病院にあるはず。

ロクショウへ向かいます。

そこで待ち受けていたのはナギ。

ナギは完全に人格矯正がなされており、ユイトたちに襲い掛かってきます。

途中、脳に異常を感じたユイトはそのまま意識を失います。

目覚めると、どこかの研究施設に捕らわれていました。

研究員から、もともと自分がベルペッパー(無能力者)だったこと、

ルカとカレンのトラヴァース兄弟もベルペッパーだったこと、

ベルペッパーを後天的に脳力者にすると、優れた脳力を授かることが多いことなどを聞かされます。

ユイトは研究員に、珍しい症例として脳を奪われそうになりますが、フブキたちに救われます。

ハナビたちも捕まり、人格矯正されそうになりましたがなんとか逃げ出せたようです。

ユイトは、自分が政府により反逆者認定されたことを知らされます。

この決定を下したのは兄のカイトであり、兄が自分を躊躇なく反逆者としたという事実にショックを受けます。

ユイトはフブキから都市管理コンピューター「アラハバキ」のパスを受け取ります。

フブキが囮になっている間に、逃げるユイトたち。

スオウにもセイランにもいられなくなったユイトたちは、山奥の宗教団体トゲツへ行ってみることにします。

怪しげな組織ではあるものの、なにか情報が掴めるかもしれず、なにもしないよりはましだろうという判断です。

雪山を越えてトゲツ教本部へ。

思った以上に未来的な施設でした。

思いがけず歓迎されたユイトたちは、奥の端末へ通されます。

その端末の立体映像から、にわかには信じられない情報を得ることができました。

まとめると

 

・3000年前、地球の環境が変わったため、人類は月へ移住した。

・2000年ほど前、月の人口が飽和したため地球へ移民団を送った。

・その移民たちが作ったのが現在のニューヒムカ

・月と地球の間に「断絶の帯」が発生したため、地球の人間は月と交信できなくなった。

・トゲツは、移民の中でも「いつか月に帰る」ことを目指した一派が作った組織。

・トゲツの創設者ヒトヨ・ポープ博士。キョウカ・エデンは「デザインチルドレン」という博士のクローンのひとり。

・現在、発生しているクナドゲートは疑似ブラックホールである、そのうち巨大化して地球をも飲み込む。

 

おお!

壮大な展開!

そして、敵ではあるものの一番話がわかる人間であったキョウカにそんな秘密があったとは!

すべてを見終わったユイトたちは。中核コンピュータ「ベイブ」の端末へ連れて行かれます。

いきなり端末に繋がれたユイトは、激しい苦しみに襲われます。

どうやら偶然トゲツに来ていたらしいカサネに救われ、ユイトはベイブから離れます。

ベイブを操作し、すべてのロックを外したユイトたちは脱出を試みます。

途中襲いかかってきた敵は、仮面を叩き割るとキョウカやカサネにそっくりな顔が出てきました。

どうやら、キョウカだけでなくカサネもトゲツの人間だったようです。

 

つづきます