ひきつづき
千里の棋譜~現代将棋ミステリー~
プレイ記
ネタバレありでいきます。
島から帰って。
歩未たちは深海九段のことを調べ、深海は最後にお見舞いに来た知り合い(友人の娘)に、なにかを預けたらしいということをしります。
その知人の娘というのは、「将棋の森」を運営する高橋和先生だということがわかります(この先生も実在の人物)
髙橋先生は、深海の娘である香川女流棋士に手紙を渡してくれます。
この手紙や、飛燕が集めたデータをもとにして深海はあの対局のあとも生きてたということをほぼ確信します。
一方、今回の曲者・杏樹。
彼女は実家が貧しく、いつまでも奨励会にはいられない、という焦りがありました。
だからといって、長野くんを罠にかけたことは許せないですが。
北条がいなくなった影響で不戦勝が決まっているため、彼女は女性初のプロへの昇格がほぼ決まっています。
歩未のスマホに黒衣を名乗る人物からメッセージが届きます。
歩未と、彼女を心配する長野くんたちも一緒に指定された場所へいきます。
メッセージを送ったのは、北条そのひとでした。
彼は、自分の意志で将棋界を去ることを決意したとのことですが、
その理由に関しては口を閉ざします。
手掛かりになりそうなのは、長野くんと北条の会話に登場した「天野宗歩」なる人物。
幕末の棋士で、本心を語らない北条に雑談で出しただけの名前だったのに、なぜか彼の反応がおかしかったのです。
祖父の将斬ならなにか知ってるかも、と実家に戻ります。
なんと、宗歩は真剣師たちを指導した人物だったとのこと。ご都合主義
しかし、史実では幕末に死んだことになっていた宗歩ですが、実は明治以降も生きていたことが確定します。
これこそ、神隠し。
将斬から宗歩の残したという鍵をもらい、千里眼の洞窟へ向かいます。
しかし、なんと警察により封鎖されたというきな臭さ。
ここで引き返すわけにはいきません。潜入です。
長野くんの将来を心配し、歩未ひとりで洞窟へ向かいますが、
巡回の警察に足跡がみつかってしまいます。
たまらず、「洞窟に入ったのは自分だ」と名乗りでる長野くん。
歩未のことをかばったのはわかりますが、歩未の気持ちを台無しにする最悪の選択!
しかし、ここで将斬登場。
彼が長野くんをかばい、連行されます。
警察は「またあんたか」といっているので、やはりこのあたりの鼻つまみものだったんですね。。。
いろいろ問題はあったものの、最後はかっこよくきめたおじいちゃん。
そういえば、歩未はなんで両親と別離し、このじいさんと一緒に暮らすことになったんですかね?
そのあたりは語られませんでした。
つづきます
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