ひきつづき

 

  千里の棋譜~現代将棋ミステリー~

 

プレイ記

 

ネタバレありでいきます。

 

追及者は七澤。

そして、七澤は森方九段に殺されてしまう……。

というショッキングなシーン。

しかし

どうやら、七澤は協力者で追及者は別にいる模様。

そして、追及者は封じ手が隠された灯台で森方と対峙します。

森方は思いのほかあっさり封じ手を渡してくれます。(なお、どうやら彼は七澤を殺してはいないようです)

その内容は

若い頃の森方は、深海の封じ手が投了であることを偶然知ってしまいました。

深海なら逆転して勝利すると信じていた森方は酷く落胆し、その事実を隠蔽してしまった、という若気の至りというべきできごとだったようです。

 

一方、歩未を探す長野くん。

指輪の反射光で、歩未の居場所までたどり着きます。

この指輪、まるで歩未の居場所を示すように置かれていました。

これを置いたのは、歩未を拉致した人物=本物の追及者としか考えられません。

追及者は元から歩未を傷つける気はなく、はやくみつかるようにしてくれていたようです。

つまり、追及者は指輪が暗い場所で目立つほど光るということを知っていた人物。

そのひとりは長野くんと一緒に指輪を選んだ香蓮ですが、彼女にはアリバイがあります。

ということは、もうひとり。歩未には心当たりがありました。

追及者は香川愛生女流棋士、って

香川さんって実在の棋士でしょ!?

それにこんな、いわゆる犯人役をやらせるとは!

大胆!

第一部のしかけはすぐにわかりましたが、こちらはなかなか予想外でした。

深海九段の娘で、父はガンだったものの、いますぐどうにかなるほど悪かったわけではなかったことをしった彼女は、

父の死の真相を探っていたのでした。

森方によれば、深海はこの洞窟のどこかになにかを隠した可能性があるとのこと。

みつかった小さな金庫。

そこにあった二枚目の封じ手。

そこに書かれた手は、起死回生の一手でした。

晴れ晴れとする香川。歩未は感謝されていますが、そこまでのことしたかな?

そして、死んだように見えた七澤は、七澤に似せたアンドロイド……。

おい、

急にSFになった!

外部からのハッキングを防ぐため、緊急に電源を落としたため、死んでしまったように見えていたようです。

のこされた封じ手で、会長は負けを認めます。

このまま特例に名人位を……ということでしたが、香川は父が勝っていたことがわかっただけで十分、とそれを辞退しました。

毒ワインを飲んだ蘇我も退院し、これで一件落着……とはぜんぜんならず。

まだ、黒衣の正体も、神隠しの謎もわかっていません。

 

つづきます