ENDER LILIES

 

総評です。

 

評価:89点

オススメ:★★★★☆

 

めちゃくちゃおもしろかった!

名作です。

美しいグラフィック、

時には悲しく、時にはせつないBGM、

難しいけれど、やりごたえのある難易度、

そして、優しくも残酷な世界観……

すべてが高水準でまとまった奇跡のような作品でした。

 

難易度が高いということでいままで敬遠していましたが、けっして理不尽なものではなく、

パターンがあるためトライ&エラーを繰り返して徐々に解を見つけていくのがものすごく楽しかったです。

最近は、イージーモードでサクサクとクリアしてしまうことが多いため、難易度変更のできないこの作品で、久々にアクションゲームを堪能した気がします。

とはいえ、この作品をクリアできたのは、

 

・デスペナルティが少ないから

・2Dだから

 

ということが大きいです。

途中でやられても、経験値やアイテムはそのままなので、やり直しにかかる手間が非常に少ないのは助かりました。

おそらく、これがなければクリアを諦めていた可能性が高いと思います。

そして、空間把握能力が低い自分では3Dのアクションはなかなか厳しいため、2Dのこのゲームだからこそ最後までできたのだと思います。

決してアクションが得意ではないおじさんでも真エンドを見ることができたので、

かなり多くのひとが頑張れば最後まで行くことができると思います。

 

90点をつけるかどうか迷いましたが、

真エンドを見るために必要な石板をとるためのアクションにわかりにくいものがあったこと、
終盤のアイテムのとりかたでかなり意地悪な隠し方をしたものがあったり、
というところが気になるので、1点ひかせていただきました。
 
それでも、あらゆる面で高水準の作品であり、
ある意味ひとつの芸術といってもよいゲームだと思います。
 
是非、ひとりでも多くにプレイしていただきたい作品です。