ひきつづき

 

モノクロームメビウス 刻ノ代贖
 

 

プレイ記

 

オシュトルの記憶にあった通り、虹の橋は実在していました。

しかし、なぜまたこんな凝った仕掛けを?

オシュトルの脳裏に、幼い日の記憶が蘇ります。

パシュパクルに、「なにか欲しいもの、あるいはやってみたいことはないか?」

と聞かれて、

それで、苦労して虹の橋を作ったんですね。

この質問をした時点で、パシュパクルは鴉としてアーヴァ=シュランに渡る=家族には死んだことにする、のが決まっていたので、息子との最後の思い出作りのため、少々無理をしたのでしょうね。

 

さて、パシュパクルの秘密基地。

まるでナ〇シカに出てきたような部屋ですね。

どうやら、アーヴァ=シュランの植物を育てていたようです。

どうやら、生命樹を育てるため、アーヴァ=シュランに近い環境を作りたかったようですね。

こんなものがある、ということはパシュパクルはアーヴァ=シュランとエンナカムイを往復していたようです。

おそらくゲートを使っていたと思われますね。

そして、部屋にはパシュパクルからの手紙がありありました。

オシュトルがいつかここに来ると予想していたようですね。

気を使い出ていくミカヅチとムネチカ。

オシュトルとシューニャ(ついでにハル)はパシュパクルの手紙を読みます。

スパイとしてアーヴ=シュランの中枢にもぐりこんだパシュパクル。

やがてアーヴァ=シュランをヤマトへ導く特別な赤子・ラーヴェンダーナ。

アーヴァ=シュランとヤマトが交わることは脅威と考え、パシュパクルは赤子を誘拐し、抹殺しようとしますが、

ネコネの姿と重なり、殺すことのできなかった赤子。パシュパクルは帝にも秘密で、その子を娘として育てることにしました。

これがシューニャですね。

余談ですが、OPアニメでパシュパクルが赤子を殺そうとしてどうしてもできない、というシーンが出てきます。

この赤子がシューニャだということは、ネコネとシューニャは歳がほとんどかわらない……それどころか、シューニャはネコネの後に生まれている可能性すらあります。

ということは、シューニャはこの世界の通常の人間(デコイ)よりも成長が早いということになりますね……。

「協力者」というのも気になるところ。

生命樹の加護がなければ生きられないアーヴァ=シュランの民であるシューニャのために、もてる技術を駆使してこの箱庭を作ったのですね。

しかし、結果としてシューニャは生命樹なしでも生きて行けているのですが……それは果たして?

 

オシュトルとシューニャは、父パシュパクルの優しさと愛情を改めて確認します。

町の戻ると、もう夜が明けていました。

仲間であるムネチカとミカヅチにも、手紙の件を正直に話し、このことを帝に報告する気はないと伝えます。

なんのためらいもなく、そのことを了承してくれるふたり。

いつのまにか、絆は固く、深くなっていますね。

そして、母トリコリもシューニャを家族として受け入れてくれました。

この段階では、あくまでも「家族として好き」にとどまりましたが、シューニャはそれでも満足でした。

 

つづきます