ネタバレ注意※

 

さて、新作『EVE ghost enemies』は、途中で『DESIRE』の舞台であった研究島へ行くシーンがあります。

これにより、『EVE』と『DESIRE』は同じ世界の物語であることが確定しました。

 

『DESIRE』のマコト編では、一度は放棄されたものの2年後に再開が決定し、マコトが責任者として赴任したことになっています。

しかし、『EVE ghost enemies』では荒れ果てた無人島として登場し、研究施設はもちろん閉鎖されています。

(時々飛んでくる飛行機のため、飛行場に少しばかり従業員がいますが、このひとたち退屈でしょうね)

正解な年代が不明なので、

 

「『EVE ghost enemies』でのデザイアは、再開される前(つまり、『DESIRE』から1年と少しくらい)」

と見ることもできなくはないですが、

「放棄されてから何年もたっている」というセリフがあり、研究所の荒れ具合からしても二年程度とはとても思えません。

また、「研究施設としては完全に放棄され、リゾート地として利用できないか調査されている」という情報もありました。

デザイア撤収の責任者がイズミ、つまりマコトであることも明かされたので、

設定が少し変更され、

「マコトが赴任したのは研究施設再開のためではなく、完全撤退の指揮を執るため」

となったものと思われます。

あるいは、再開の予定があったものの、財団の派閥争いで結局立ち消えになった、ということも考えられます。

 

これにより、少なくとも『EVE』の世界線では「完全版」で追加されたハッピーエンドはなくなった、ということになります。

 

 

ちなみに。

飛行場のそばに砂浜が残されてる理由。

通常なら、なにか施設を作ったほうが有用なのですが、「ステラ教授があえて残すよう指示した」という話が聞けます。

その理由を知るプレイヤーには目頭が熱くなりますが、

あえてこういうセリフを入れてくれるところに、スタッフの旧作への愛を感じます。

 

これで、『EVE ghost enemies』および同梱の『DESIRE』は終了となります。

なんだかんだいって一か月楽しめたので、非常に満足なゲームでした。

「1本で2作遊べる」というのは非常にコストパフォーマンスがいいと思います。