ひきつづき
英雄伝説 黎の軌跡
プレイ記
ネタバレありでいきます。
クレイユ村壊滅のニュース。
そして、泣きながらやってきたマリエルから、ディンゴがクレイユ村へ向かっていたということが聞けます。
ディンゴは、事件の直前、ヴァンに動画ファイルを送っていました。
そこには、衝撃的な光景が記録されていました。
ディンゴは、ある情報からクレイユ村でアルマータがなにかしでかすと踏んでいました。
その予想はあたり、アルマータのボス・ジェラール自ら村を訪れていました。
ジェラールは、ディンゴに黒い爆弾を見せます。
これこそ、反応兵器(現実世界でいう核爆弾)で、
キャラハン教授の計算がわずかに間に合わず、完全には完成できないはずのものでした。
しかし、ジェラールの持つ古代遺物・聖魔剣を使えば、無理やり爆破させることができるのです。
通常なら、ジェラール自身も無事ではすみませんが、彼は転移術が可能なため、起動と同時に逃げることが可能でした。
もっとも、それでもわずかに遅れればおしまいですが、ジェラールにとっては自らの命をかけることすら、お遊びの範囲内のようです。
ディンゴは、せめて村人たちだけでも避難する時間をくれと懇願しますが、ジェラールがそんな願いを聞き入れてくれるはずはありません。
ジェラールの狂気を改めて思い知ったディンゴは、残された時間で動画の撮影、そしてそれをクラウドにあげることに専念します。
そして、ジェラールにより反応兵器は無慈悲にも大爆発。
ディンゴは、ヴァンならアルマータの野望を止めてくれることを信じて、そして後輩のマリエルが立派な記者になってくれることを願って……村とともに、巨大な爆発に飲み込まれていきました……。
軌跡シリーズでは、「村や町の占領や襲撃」といった事件がけっこう頻繁に起こります。
しかし、たいていの場合、家や畑が焼かれるだけで死人はほとんど出ず(プレイヤーにわかる範囲では)、名前のあるキャラで死亡したのは「閃の軌跡Ⅱ」のオットー元締めくらいでした。
しかし。
今回は、村の住人全員皆殺しです。子供も含めて!
しかも、この村は以前訪れており、住民と交流をしているため余計辛いです。
村や町が滅ぼされたというのは、過去作ではあくまで伝聞のみか、すでに滅びて廃墟になっているかだったので、
いままでの比ではないです。
そして、主人公の友人であり、情報提供者としてなんども助けてくれたディンゴが、まさか死んでしまうとは!
軌跡シリーズに必ず登場するマスコミ枠のキャラは、どんな危機に陥っても無事でいる、というお約束があったのでかなり衝撃です。
ディンゴクラスの重要サブキャラは、死亡するにしても二作目以降の終盤ということが多いので、一作目でまさかの退場というのは予想外でした。
とはいうものの。
これもまたシリーズ恒例で、
「死んだと思っていたら生きていた。あるいはなんらかの力により蘇った」
という可能性もありますが。
ヴァンに送られた動画はCIDなどにも極秘で接収され、政府筋やギルド、裏社会の人間などはことの真相を知ったようですが、世間的には事実は伏せられたまま、首都をはじめ戒厳令が発出されます。
まあ、一マフィアがこんな恐ろしい兵器を持っている、などということが知れたら大パニックですから、情報を伏せるのはしかたがないですね。
ヴァン達も悲しんでばかりはいられず、とりあえず街の見回りです。
ジュディスも、乗りかかった船でこのまま力を貸してくれることになります。
隠れ家となるセカンドハウスをさがしていたため、このビルはうってつけ、ということもあったようです。
有名人なので、このまま出歩いたら騒ぎになりそうですが、
ボタンひとつで変装ができるという便利機能も持っていました。
ギミックは優秀なんですよねwww。
ひととおり仕事を済ませると、キンケイドより魔獣討伐の依頼が入ります。
エレインがすでに向かっていましたが、なぜか彼女は荒れ気味で、いつものキレがありません。
クレイユ村は巡回でよく訪れており、あんなことになったのがショックだったというのが大きいようですが、それだけでしょうか?
地上に戻ると、マリエルがディンゴの無念を晴らすため、無茶な取材をしているという話を聞けます。
心配になり、彼女が向かったという無法の地下街・黒芒街へ。
案の定、マリエルは猟兵崩れに絡まれていました。
たいした敵ではなく、あっさりとあしらうヴァン達。
しかし、あきらめの悪い猟兵崩れは、軍用犬まで出して襲い掛からせようとします。
さすがに、数の暴力は手ごわい。
と思ったところで、上からやたらとがたいのいいじいさんが降ってきて、軍用犬を蹴散らし、猟兵崩れたちを追い払います。
この老人は、龍來へ行く途中ですれ違ったバイクの老人。
その正体は
死んだと思われていたヴァンの師匠・バルクホルンでした。
つづきます