英雄伝説 碧の軌跡・改
総評です。
評価:78点
オススメ:★☆☆☆☆
久々にやったものの、
記憶に残っていた以上に面白かったように感じました。
なんでだろう?
と記憶を辿ってみると、オリジナルのPSP版は、初期の版はバグがひどく、
終盤の大切なシーンが台無しになったり、
ラスダンのエレベーターから出られなくなったり、とそういうのがあったからだったかもしれません。
PS4リマスターにあたり、そういったバグもきちんと修正されていたので、終盤がより感動できたのかもしれませんね。
完成度の高いストーリー、
考えさせられるED、
魅力あるキャラクター、
など評価点は多いのですが、やはりリマスターということでそこまで高い点数は与えられないかな~、ということでこの点数としました。
考えてみれば、「軌跡シリーズ」としてはターニングポイントとも言えるシリーズであり、
最初のシリーズ・「空の軌跡」三部作は、
・政治的な駆け引きや国際問題などもあるが味付け程度。
・メインは敵組織(結社)と主人公陣営の戦い。
であったのにたいし、
・政治的駆け引きや国際問題がむしろメイン。
・結社はあくまでもメインの敵の協力者・脇役であり、メインの敵は舞台となる国の重鎮。
というように、変化したわけです。
より複雑で大人向きになった、とも言えますが、
主人公たちの行動が果たして正しいのか? という疑問は常につきまとうこととなり、爽快感は減少したと言えるでしょう。
どちらの路線がよかったのかは好みによるでしょうね。
なお、
前回でもふれたように、
ややすっきりしない終わり方であり、
この物語の真の完結を見るには、
「閃の軌跡」4部作+「創の軌跡」の計五作品をプレイする必要があります。
そもそも、「零の軌跡」「碧の軌跡」のクロスベル編は、ある意味「閃の軌跡」の序章にしかすぎないわけですからね……。
またシリーズをより深くしるためには、やはり「空の軌跡」3部作もやる必要があるので、
やはり、ひとに勧めるのは難しい作品です。
そういう意味で、オススメ度は最低の★ひとつです。
おもしろいかどうかでいえばもちろんおもしろいのですが、
沼にはまる覚悟がない限り、気軽にプレイするのは危険かもしれません。
ということで、
ながく続いた「碧の軌跡」プレイ記は終了です。
ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました。