本日より
GRAVITY DAZE
プレイ記
ネタバレありでいきます。
なお、このゲーム、正式なタイトルは
GRAVITY DAZE/重力的眩暈:上層への帰還において彼女の内宇宙に生じた摂動
なのですが、長いので「GRAVITY DAZE」でいきます。
OPは空中に浮かぶ神秘の島々。
リンゴを揺する幻想的な導入です。
なるほど、「重力」がテーマの作品であるため、リンゴなんですね。
ニュートンが万有引力の法則に気づくきっかけとなったのはリンゴの落ちるのを見たから、と言われていますから。
近年では、単なる伝説という見方が大半ですが、こういう逸話は夢があっていいですよね。
そして、リンゴと言えば、やはり「エデンの園」ですね。
人間はそれによって知恵を得るものの、代償として楽園を追放される憂き目にあうといういわくつきの果実です。
これはいったい、なにを意味するのでしょうか?
リンゴは転がり、空に浮かぶ街へ。
リンゴの行き着くさきには、ひとりの少女がいました。
彼女は、自分の名前を含めて一切の記憶を失っています。
彼女こそ、このゲームの主人公、キトゥンです。(なお、キトゥンという名で呼ばれるようになるのはもう少しあとですが、ここでは最初からキトゥンで通すことにします)。
彼女のそばには、一匹の黒猫……のような生き物。
そして、上の階から中年の男が落ちてきて、キトゥンに息子を助けてくれるよう頼んできます。
よくわからないまま、キトゥンはダスティと名付けた猫の力を借り、オージンと名乗る男の息子を助けるために奮闘します。
ここは、プレイヤーにとっても大事なチュートリアル。
ここで操作方法を身につけないといけません。
「空に落ちる」というのがキャッチフレーズですが、感覚としては空を飛び回っているような気分になります。
空中で止まったり、側面を歩いたりとなかなか自由に動けます。が。
これは慣れないと難しいwww。
ただ、気にしていた3D酔いはなんとか大丈夫そうですね。
そして、オージンの息子、ユジを崩壊する家から救出することに成功します。
しかし、壊れかけた家はキトゥンが必至で持ち上げようとしたにもかかわらず、そのまま崩れて落ちて行ってしまいました。
すると、この親子、助けてもらったにもかかわらず、
「よくも家を壊したな!」
と因縁をつけてきました。
最低ですね~!
こんな奴ら、助けなければよかったと思うプレイヤーも多いでしょう。
その後は暴漢に袋叩きされている警官シドーを助けますが、そこに突如現れた「ネヴィ」と呼ばれる怪物と戦闘になります。
ここで戦闘のチュートリアル。
重力キックがいいですね。
高いところから一直線にキックを食らわせ、その衝撃で敵のコアがバリン、と割れるのは爽快です。
ライダーキックのようですねwww。
怪物を倒すものの、シドーにやっかいごとに巻き込まれないうちに逃げろと忠告されます。
で、結局、怪物退治のお手柄がシドーに持ってかれることになりますが。
記憶喪失。
助けてやった人間からの心ない非難。
手柄を横取りされる。
と、散々です。
RPG史上最も胸糞悪いといわれる「ワイルドアームズ」のサーフ村を彷彿とさせます。
しかし、キトゥンの性格がサバサバしていて細かいことを気にしないので、それほど暗くはならないのが救いですね。
次回から本格的に街の探索がはじまります。